「ビリッ!」は魔法の始まり?嫌われ者『静電気』がヒーローになる20の科学実験
触れただけで魔法使いに?その正体は「静電気」!
「うわっ、ビリッときた!」冬にドアノブを触ったときや、セーターを脱ぐときのあの衝撃。多くの人にとって、「静電気」はちょっと厄介な嫌われ者かもしれません。でも、もしその力が、触れずにモノを動かしたり、指先から光を生み出したりすることが間近でみられたら、魔法のようでワクワクしませんか?そう、静電気の本当の顔は、私たちの日常に隠された、とてつもなく面白くて不思議な現象なんです。

この静電気の力を利用すれば、驚くような実験ができます。例えば、下記の実験「電気人間」では、体に静電気を溜めることで、なんと手で触れずに蛍光灯を光らせることができるんです。ここでは静電気の性質を利用した実験を、なんと20種類以上も集めまて紹介します。中にはテレビ番組で私が科学監修をしたちょっと変わった実験も!?
身近な材料で安全にできるものばかりなので、ぜひご家庭で楽しみながら、科学の魔法を体験してみてください。
※ 静電気発生装置(バンデグラフ)や帯電ガンを用いた実験については、必ず専門家の方の立ち合いのもと行ってください。
静電気の20を超える実験
静電気実験で使う主な道具一覧

小学校でよくやった人も多い実験です。目に見えない静電気が、物質を動かす瞬間は驚きの連続です。

乾燥した日に滑り台を滑るとパチっとなります。子供の髪の毛にも注目!

シュレッダークズに近づけると、ダンスを踊るように反応します。
梱包材を擦ってから体に近づけると、なんと張りつきます。これも冬におすすめの実験です。

まるで犬の散歩のようにアルミ缶が風船についてきます。
ぶら下げた風船を使うと、プラスとマイナスの電気があることがわかります。反発したり、ひっついてきたり、不思議です!
蛇口から細く出した水に、こすったストローを近づけてみてください。水が吸い寄せられるようにぐにゃりと曲がる様子が見られます。
静電気を帯びた風船を近づけると、ちょうちょがヒラヒラと舞い上がり、ふわふわ浮かぶシャボン玉を自由自在に誘導することができます。まるで意思を持っているかのように動く様子は、まさに魔法そのもの。
静電気を利用して紙に秘密の暗号を書く実験も、スパイ気分で楽しめますよ。これはコピー機の実験でもあります。
科学館などで見かける、大きな金属の球がついた装置。それがバンデグラフ(静電気発生装置)です。これを使えば、日常生活では考えられないようなダイナミックな現象が起こります。

装置の上に重ねたアルミカップや発泡スチロールを置くと、目にも止まらぬ速さで次々と空へ飛び出していくのです。

・静電気モーター(ムーアのモーター)⭐︎

装置に手を触れてスイッチを入れると、なんと自分の髪の毛が重力に逆らって逆立ちます!
大勢で手をつなぎ、溜めた電気を一気に流す「百人おどし」。これは単なる悪ふざけではなく、電気が物質を通って伝わることを証明した歴史的な実験でもあります。現代では、安全な「ライデン瓶(電気を貯める瓶)」を使って、その衝撃と仕組みを学ぶことができます。
・静電気の味付き飲み物の作り方(静電気茶・静電気水)
・電気人間
体に電気を溜めて、蛍光灯を手に持ってみましょう。コンセントに繋いでいないのに、<b>あなたの手の中で蛍光灯がピカッと光ります。 自分が発電機になったかのような、不思議な感覚を味わえます。
・電気賞状
静電気コラム

実験を楽しんだ後は、嫌なパチパチを防ぐ知恵も身につけましょう。「靴にホッチキスの針を刺す」や「袖口にクリップを付ける」といった、一見不思議なアイデアが、実は電気を逃がす通り道(アース)を作る科学的な工夫になっています。

静電気の仕組みとライデン瓶・エレキテル・百人おどしの歴史的な経緯について





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広瀬すずさんと行った「静電気賞状」の実験




















