コンセントなしで光る!? ライデン瓶×蛍光灯の不思議な現象(静電気実験)
私たちの身の回りにある「静電気」。冬場にドアノブを触るとパチッとくることがありますよね。でも、この静電気が蛍光灯を光らせることができるとしたら、驚きませんか?今回は、静電気を使って蛍光灯が光るかどうかを実験で試してみましょう。
蛍光灯は通常、家庭用の電源で光ります。しかし、高電圧の静電気を加えることで、電源をつながなくても一瞬光ることがあります。この現象を利用して、ライデン瓶を使った実験を行います。
実験方法
まず、静電気をためるために「ライデン瓶」を作ります。ライデン瓶とは、静電気を蓄えることができる装置で、18世紀に発明されました。作り方については、こちらを参考にしてください。
ライデン瓶の内側と外側には、それぞれアルミ箔を貼ります。この状態で静電気を蓄えた後、蛍光灯の端をライデン瓶の内側のアルミ箔と外側のアルミ箔の間に近づけていきます。
用意するもの
ライデン瓶、風船、タオル、蛍光灯(ミニ)
1 ライデン瓶を作ります(作り方はこちらを参考)
2 ライデン瓶に風船とタオルで静電気をおこしてためましょう。ため方もこちらを参考にしてください。
3 ライデン瓶の内側のアルミ箔と外側のアルミ箔を接続するように、蛍光灯を近づけていきます。
少しずつ近づけていくと…
光りました!!
ぼくの反応が少し遅れています(笑)。
いかがでしたでしょうか。ライデン瓶に電気をためるときは、下敷きやゴム風船でおこした静電気でも可能です。ご家庭でもできる実験です。ぜひお試しください!
静電気発生マシーン(バンデグラフ)を使うと、こんな面白い実験が!!
バンデグラフを使った面白実験も公開しています。この実験は、広瀬すずさん・鈴木亮平さん・やす子さん・チョコレートプラネッツの長田さん・松尾さん等とテレビ番組にて行った実験も含まれます。詳しくはこちらをどうぞ。
※ なお、静電気発生装置(バンデグラフ)を用いた実験については、必ず専門家の方の立ち合いのもと行ってください。お気をつけてお試しください。また静電気実験に関するご依頼(実験教室やTV監修・出演等)についてはこちらからお願いします。
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