100円でできる!ゴムひもで遊ぶ定常波の不思議
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
自転車の荷台用ゴムひもを使って、定常波を観察する実験を行いました。このゴムひもは、3メートル程度の長さのものを100円ショップなどで手軽に入手できます。生徒2人で1本使用するため、クラス全員分を揃えるのも容易です。
実験では、ゴムひもを振動させて定常波を作り出します。1つの腹(波の膨らみ)から始め、2つ、3つの腹まで確認することができました。4つの腹を作るのは難易度が高く、私の技術では達成できませんでした。バネを使った場合と比べて、ゴムひもは全体が回転しやすく、3次元的な定常波が観察できるのが特徴です。生徒たちも最初は難しそうでしたが、練習すればできるようになると思います。
この実験は家庭でも簡単に試すことができます。ぜひ挑戦してみてください。なお、このアイデアは、名古屋で私が講師を務めたタブレット活用講座(東京書籍主催)の参加者の方から教えていただきました。貴重な情報をありがとうございます。
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