静電気で遊ぼう!宅配の梱包材が科学実験に大変身(静電気実験)

ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

身近なもので楽しむ!梱包材を使った静電気 の実験

冬になるとドアノブを触ったときに「バチッ」と静電気がくることがありますよね?この静電気は、実は身の回りのいろいろなものでも発生させることができます。今回使うのは、宅配便などの中に入っている梱包材です。普段は捨ててしまうことが多いですが、実は静電気実験にぴったりのアイテムなんです!

用意するもの

  • 梱包材
  • 衣服(ウールのセーター)

実験のやり方

  1. 梱包材を衣服や絨毯でゴシゴシとこすります。
  2. こすった梱包材を壁や顔に近づけてみましょう。
  3. すると、静電気の力で梱包材がぴたっとくっつきます!

子供に貼り付けました。

これは、擦ることにより物体が電気をもつ(帯電する)ために起こる現象です。物をこすると電子が移動し、プラスやマイナスに帯電します。その結果、反対の電気を持つものが引き寄せられ、壁や顔にくっつくのです。このように壁に、擦った後、壁に押し付けるとペタペタと張り付いていきます。冬場にお試しください。

壁だけではありません。人にもはりつくので、子供につけていくと喜びますよ!

なぜ冬場がいいのか?

静電気は空気が乾燥していると起こりやすくなります。湿度が高いと、空気中の水分が電子を逃がしてしまいますが、乾燥していると電気がたまりやすくなるためです。そのためこの実験は、冬に特に楽しめるので、ぜひ試してみてください!他にも「風船をこすって髪を逆立てる」など、静電気を使った楽しい実験がたくさんあります。ぜひ、いろいろなものをこすって、どれが一番よくくっつくのか試してみてくださいね!

静電気人間がお届けしました。

静電気発生マシーン(バンデグラフ)を使うと、こんな面白い実験が!!

そのほかにも静電気発生装置(バンデグラフ)を使うと、いろいろと興味深い実験を行うことができます。こちらにて紹介しています。これらの実験は、広瀬すずさん・鈴木亮平さん・やす子さん・チョコレートプラネッツの長田さん・松尾さん等とテレビ番組にて行った実験も含まれます。詳しくはこちらをどうぞ

電気賞状!沸騰ワード10で広瀬すずさんが体験した静電気実験授業【まとめ】

※ なお、静電気発生装置(バンデグラフ)を用いた実験については、必ず専門家の方の立ち合いのもと行ってください。お気をつけてお試しください。また静電気実験に関するご依頼(実験教室やTV監修・出演等)についてはこちらからお願いします

【特集】やめられなくなる!静電気実験

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