ドレミ♪ストローとハサミで管楽器をつくろう!
ストローで自宅で作れる管楽器!
管楽器を手作りしたことはありますか?
管楽器なんて手作りできるの!?と思うかもしれませんが、
実は管楽器はストローで簡単に手作りできます。
今日はストローを使った開管という楽器の作り方について、
紹介したいと思います。ちょうど今日も高校1年生の授業で作成をしました。
このストロー管楽器、実は高校物理でも出て来る気柱の仕組みが
よくわかるオススメ実験なんです!
毎日の理科の授業が少し楽しくなりますよ(^^)
お父さんお母さんはぜひお子さんといっしょに作ってみてください。
科学のタネ
用意するもの
用意するものは、
ストロー、はさみ
の2つだけです。だから今すぐにでも作ることができます。ストローなら100円ショップで一気に買うこともできますね。ストローは蛇腹がついていても、ついていなくてもどちらでもOKです。
作り方
① ストローの先を押しつぶす
次の写真のように、ストローの片方を潰してください。
しっかりと潰してください!爪をたてて、ギューっと潰します。だいたい2〜3cmくらいつぶしましょう。
② 潰したストローの先を三角形に切り取る。
次の写真のように、潰した上から2cmくらいハサミで切り落とします。
横から見ると、
横から見たらワニの口のようになっているのがわかります。この長さが大切で2cmくらいはしっかりと切り落とさないと、うまく音がなりません。
これで完成です!簡単ですね。
遊び方
こちらの動画で実際に音の出ている様子が確認できます。ストローの切り落とした方を加えて、息を吹き込みます。
うまくいかない場合は、2つの原因が考えられます。1つ目は潰し方が甘いことです。先程の部分をもう少しつよくつぶしてください。2つ目は、この切り取った部分が短い場合です。2cmは落としてください。
うまくいくとストローの切り取った部分が細かく震えて、ブーッという音がなります。フルートなどの普通の管楽器がなる仕組みと同じです。実は先程の作業は管楽器のリードを作っていたというわけです。
開管の場合は、管の両サイドが開いていおり、両サイドの管の口の部分で激しく空気がが振動をします。音を出すと唇に振動が伝わってくるのがよくわかりますね。
また今度は逆にリード部分を外に出して、反対側を加えて「息を吸い込んで」みてください。音が同じようになり、リードの部分が激しく振動するのが見て取れます。
ひと通り楽しんだら、ストローを少しきって管の長さを短くしてみてください。こちらに、吹きながら切っていく動画を載せてみました。馬鹿らしくて面白いのでぜひ御覧ください(^^)
ストローを切っていくと、少しずつ音程が高くなります。これはストローの中にできる音の波長が変化するためです。
ド
レ ミ ファ ソ ラ シ ド〜 !
今回紹介したのは開管の楽器です。実は片方が閉じた閉管という楽器もあります。閉管の楽器の代表例はクラリネットです。
次にクラリネットのようにぴよぴよとなる閉管の楽器を作ってみましょう!作り方についてはこちらを参考にしてください!
管楽器の仕組みについては、「大人のための高校物理復習帳」(講談社)という本を出しました。電子書籍版も出ました。
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