定性的・定量的について

ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。 

性質の変化に着目して現象をとらえることを、定性的といいます。小学校の理科や中学の電磁誘導のあたりは定性的な内容が多くあります。また「どれくらいの大きさなのか?」といように「量」に着目して現象をとらえることを、定量的といいます。高校物理では小学校や中学校で学んだことを量として捉えていくことを多くします。

多田先生が「放射線についてかんがえよう」の中で、温度計をたとえにして「較正」の大切さの話をされていました。

上のようなアナログな温度計から、木のメモリがついたの部分をはずして、温度計のアルコールの入った棒だけを取りだします。すると、気温によって液体が膨張をして、高さの変化は見ることができても(性質)、今が実際何度なのか?(量)ということがわかりません。ここにメモリをつけることが「較正」で、とても大切なことなんだ、値段の高い測定機器はこの較正がよくなされているんだ、ということを書かれていました。

とてもわかり易い話で感動したのですが、定性的と定量的の話につながるなと感じています。高校物理でも導入などで、高校ではこの「いかほどなのか?という量」を考えるのが大切なんだというときに、使えそうな話題かなと思いました。

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。