アサリの解剖で学ぶ科学の世界:解剖で見つける体の秘密(無脊椎動物の解剖 中1生物分野)

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ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

今日は、アサリの解剖に挑戦したお話をお届けします。アサリって、教科書にもよく登場する無脊椎動物の代表選手ですよね。解剖がしやすくて、科学の学びにぴったりなんです。今回使ったのは、マルハニチロの「あさり水煮」。

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缶を開けてみると、なんと56匹ものアサリがそのまま入っていました。合計で60匹ほどだったと思います。これなら、一缶でクラス全体に対応できそうですね!

解剖してみると、アサリの体の中にはたくさんの興味深い部分が見つかります。入水管や取水管、外套膜(かいとうまく)、あし、えら、そして後閉殻筋(かいばしら)などが観察できるんです。特に、えらが飛騨状になっているのがよくわかりますよ。

外套膜をはずしていきます。

エラをはずしました。表面、裏面に1つずつあります。エラはヒダ状になっています。

前・後閉殻筋(貝柱)をはずしました。貝柱の筋肉の厚さがすごいですね。

足の上のあたりに口・心臓・消化管がついているようです。 また足をひらいていくと、消化管が紐状態で出てくるそうですが、私は観察ができませんでした。つかったものは竹籤2本です。ピンセットと竹籤でできそうですね。

こちらのサイトを参考にしました。

生きている貝で行う方法もあります。ホンビノスガイを使った実験についてはこちらをご覧ください。

ホンビノスガイの解剖で発見!貝柱を切り開く難しさ

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