風船をふれずに操る方法(静電気)

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ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。 

風船を天井からつるすと、静電気の力の影響がよりよく見えます。こちらの動画をみながら、なぜこんなことが起こるのか考えてみてください。

用意するもの

風船×2、糸、ハンカチまたはタオル

方法

1 風船を天井からつるします。例えば家の電気の紐などにくくりつけてもいいでしょう。

2 風船をハンカチでこすります。

3 もう一つの風船をハンカチでこすって、天井からつるされている風船に近づけます。

4 こすったハンカチを天井からつるされている風船に近づけます。

5 自分を風船でこすってから、天井からつるされている風船に近づけます。

仕組み

物質によって、静電気の起きやすいものがあります。また正と負のどちらになりやすいのかというのが、わかるのがこちらの帯電列です。

拙著『科学検定3・4級』(講談社、桑子研)

この表にはありませんが、風船を絹でこすると、風船はマイナスに、絹は+に帯電します。

ですので、こすった風船どうしを近づけると、

このように退け合います。また逆に絹を近づけてみると…

このように引かれ合います。

つづいて、体を風船でこすって、

人間に静電気をためてから風船に近づけると…

このように引き寄せられます。まるでマジックのようです。

【特集】やめられなくなる!静電気実験

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