自宅でもできる「電気人間」の仕組み【静電気実験】
※ この実験は「沸騰ワード10」(日本テレビ)という番組で取り上げられた実験です。広瀬すずさんを生徒といっしょにこすり、私がもった蛍光灯を広瀬さんに触ってもらい、光らせました。詳しくはこちらをどうぞ。
電気人間
今回紹介するのは電気人間。自宅でも簡単に行うことができます。とにかく風船でこするこする!擦って擦って、そして蛍光灯を触る!と自分の体にたまった静電気で、蛍光灯が光るのかを確かめるというものです。こちらの動画を御覧ください。
用意するもの
絶縁台(プラスチックの椅子の足にゴムをつけたもの)、風船、セーター(ウール100%)、蛍光灯、お友達1〜5名
方法
1 ウール100%のセーターをきて、絶縁台の上にたちます。
2 お友達にとにかく風船でこすってもらいます。1分くらいつづけましょう。強めにこするのがコツです。
3 蛍光灯の端をお友達にもってもらい、もう一方を触ってみましょう。蛍光灯はひかるかどうか!
仕組み
絶縁台の上にたつと、体から電気が逃げにくくなります。
風船で服をこすります。
1分間は頑張りましょう!
すると体には+の電気がたまっておきます。
当日つかった絶縁台。足にゴムシートをつけてさらに性能をUPさせています。
そしてぼくが蛍光灯を差し出して、他の人が触ると…
ぼくの足から電子が流れ込んできて、蛍光灯が一瞬光ります。
蛍光灯は実験用のもので、3色に光るというわかりやすい蛍光灯を使ったときの様子です。
放電の距離をみると電圧は10000Vくらいであったことが想像できます。静電気で蛍光灯が一瞬でも光るなんて不思議ですよね!ご自宅でもできる実験です。放電の際には電気をけして行うと蛍光灯の光った時の様子がよくわかります。 静電気の実験をこちらにまとめました。もしよろしければお試しください!
なんとこの実験ですが、江戸でも流行っていました。こちらをご覧ください。
これは版でグラフと同様の、エレキテルという静電気を起こす装置を使って、人に電気をためて、それを放電させている様子です。見せ物として、サイエンスショーとして江戸で流行っていたことが見て取れますね。
【特集】やめられなくなる!静電気実験
また拙著『大人のための高校物理復習帳』でも静電気についてまとめています。
お手軽に自宅で試したい場合はこういうものもあります。
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