『花・葉・実の楽しい植物実験と観察』が出版となりました
私が記事を執筆させていただいた書籍
『自由研究のネタを探そう!花・葉・実の楽しい植物実験と観察』(工学社)
が出版となりました。無事出版され、先日、献本として一冊届きました!
自由研究の救世主?植物の魅力が詰まった一冊!
この本は私のブログ記事をもとにして、編集部が選び、丁寧な校正を経て、さらに私が最終的な手直しを加えるという形で、一冊の書籍として形になったのです。毎日の科学のネタが本になったということで嬉しいです。
この本は、私だけでなく、多岐にわたる分野の先生方や専門家が執筆に携わっているようで、それぞれの視点から植物の不思議や面白さが存分に語られています。まさに、生徒たちが植物の世界に夢中になるための、とっておきのヒントが満載の一冊と言えるでしょう。
なぜ植物の自由研究は面白いのか?
植物は、私たちの身の回りにありふれているようでいて、実は驚くほど奥深い生命の営みを秘めています。例えば、光合成。当たり前のように耳にする言葉ですが、光というエネルギーを使って、水と二酸化炭素から私たちに必要な酸素と栄養を作り出すという、地球上でもっとも重要な化学反応の一つです。これを実際に観察し、実験することで、生命の神秘に触れることができます。
また、植物の形態一つとっても、そこには驚くべき合理性と多様性があります。花の色や形が昆虫との共生関係を示唆していたり、葉のつき方が光を最大限に受け取るための工夫だったり、実が種子を遠くまで運ぶための巧妙な仕掛けだったり…。これらはすべて、進化の過程で培われた、生き残るための戦略なのです。
自由研究を通して、生徒たちはこれらの「なぜ?」を探求し、自ら答えを見つけ出す喜びを体験できます。そして、その過程で培われるのは、単なる知識だけではありません。観察力、思考力、仮説を立てて検証する力、そして何よりも科学的な探求心です。
この本で学べること、できること
この本には、小学校から中学校の生徒たちが、身近な植物を使って楽しく取り組める実験や観察のアイデアがぎっしり詰まっています。
これらの活動を通して、生徒たちは植物の構造と機能の関係、環境と植物の相互作用、さらには生命の連続性といった、生物学の基礎的な概念を自然と学ぶことができます。書店やオンラインストアでぜひ手に取って、その内容を確かめてみてください。
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