エレキテルの「エレキ」って何?電気の名前のルーツを探る(静電気実験)

ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

私たちの生活に欠かせない「電気」。スイッチを押せばライトがつき、スマホを充電すればいつでも使える。この便利な電気ですが、そもそも「電気」という言葉の起源を考えたことはありますか?

英語では「エレクトリシティ(electricity)」と呼ばれ、日本でも江戸時代に平賀源内が作った静電気発生装置は「エレキテル」と名付けられました。この「エレキ」という言葉、実は意外なものに由来しています。

それは「コハク(琥珀)」です。コハクは美しい黄色やオレンジ色をした宝石の一種で、昔からアクセサリーとしても人気があります。古代ギリシャ人はコハクを「エレクトロン」と呼んでいました。この「エレクトロン」が、現在の「電子(electron)」や「エレクトリシティ(electricity)」の語源になっています。

では、なぜコハクが電気と関係しているのでしょうか?実は、コハクを布でこすると、小さな紙くずやホコリがくっつくという不思議な現象が起こります。これは、コハクが静電気を帯びるからです。約2500年前、古代ギリシャの哲学者たちはすでにこの現象に気づいていました。

「コハクをこすると何が起こるのか?」実際に試してみました。こちらの動画をご覧ください!

コハクをこすると、紙くずなどが吸い付けられるのです。シュレッダークズをつかって実験をしました。もし家にコハクがある方は試してみてください。

このコハクの引きつける力を、コハクがエレクトロンと呼ばれていたことから、エレクトリック フォース(electric force)と、ギルバート(1554-1603)という科学者は呼びました。のちにこれが静電気を指す言葉になりました。

静電気の起こる理由については、こちらの記事を御覧ください。

静電気の基礎知識と「ライデン瓶・エレキテル・百人おどし」の歴史

静電気発生マシーン(バンデグラフ)を使うと、こんな面白い実験が!!

バンデグラフを使った面白実験も公開しています。この実験は、広瀬すずさん・鈴木亮平さん・やす子さん・チョコレートプラネッツの長田さん・松尾さん等とテレビ番組にて行った実験も含まれます。詳しくはこちらをどうぞ

※ なお、静電気発生装置(バンデグラフ)を用いた実験については、必ず専門家の方の立ち合いのもと行ってください。お気をつけてお試しください。また静電気実験に関するご依頼(実験教室やTV監修・出演等)についてはこちらからお願いします

【特集】やめられなくなる!静電気実験

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