空き缶と散歩をしよう!静電気と静電誘導

ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。 

今日は静電誘導の実験を紹介します。空き缶などの金属にたいして、風船を帯電させてから近づけてみましょう。すると、このような現象が起こります。

おもしろいですよね。空き缶がまるで犬のお散歩のようについてきます。

これは静電誘導という現象と関係があります。帯電した風船はゴムなので負の電荷を帯びます(雑巾でこすってみました)。それをアルミ缶に近づけると、アルミ缶に近い方にある自由電子は、反発力をうけて、アルミ缶の中で遠い場所まで移動します。すると、結果として自由電子がいなくなってしまい、風船の近くの電荷が+に帯電します。そして風船と空き缶の間で引き合う力が生まれます。

このように、帯電した物体を近づけると、その物体とは逆の電荷が現れる現象を静電誘導といいます。空き缶でアルミ缶のような丸くて軽い物体だと、転がってついてきてくれるというわけです。ぜひご自宅でもお試しください。

静電気について、こちらの本にまとめました。もしよろしければご覧ください。

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。