「帯電ガン」って何?静電気を自在に操る驚きの装置⚡🔫
夏休みといえば自由研究や実験のチャンスがたくさんありますね。今年の夏休み、私はテレビ番組の監修の仕事で「帯電ガン」を貸し出し、使用してもらいました。さて、この「帯電ガン」とは一体何なのでしょうか?
皆さんは、冬にセーターを脱ぐときに「パチッ」と静電気を感じたことはありませんか?あるいは、ドアノブに触れたときにビリッときた経験は?このような静電気を意図的に発生させる装置の一つが「帯電ガン」です。帯電ガンは、対象物に電気を帯びさせることができる装置です。静電気を使った実験や、に活用することができます。
グリーンテクノさんの製品です。
アマゾンや楽天でも売られています。ただ流石に高いです。
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使い方は簡単で、帯電させたい対象物に向けて、レバーをひくだけです。電圧調整もできるとても優秀なもので、人間を帯電させたい場合は、30kV(3マンボルト)くらいにして発射します。相手の髪がすぐに逆立つなどすばらしいです。プラスとマイナスの帯電ガンがあり、どちらにも帯電させることができるのでとっても便利ですね。はっきり言ってほしい!
仕組みについては、HPなどで確認することができます。直接、電荷を飛ばしているので、摩擦帯電を利用したバンデグラフとは仕組みがことなります。
電池式のものもあるようで、電圧が固定されますが携帯できて、これでも実験にはいいのかもしれません。こっちならなんとか買えそうか!出力電圧は2.5万ボルトなので少し弱めですが、静電気実験には活用できそうですね。
グリーンテクノのH P → 電池式帯電ガン(GC25B)
その他にもHPをみると、5マンボルトの製品もあります。色々思いあぐねる中で、私も興味が買ってみました(家族には内緒です)。それがこちらの16万くらいするものです。
電源式の方のものですね。バンデグラフも16万円くらいで個人で買いましたが、静電気への興味がまさってしまいます…。
amazon 帯電ガンGC50S-N
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グリーンテクノのH Pにて、帯電ガンを利用した実験動画集も公開されていましたが、私も実際に使って色々とやってみました。こちらが届いた帯電ガンです。
実際に実験をしてみました。こちらは帯電ガンでカツラの髪の毛が経つ様子です。またこちらはお手製雷電ビンに貯めてみた様子です。
コップについては、次の画像の左側の小さなものを使いました。自分でそれを触って、感電実験をしてみましたが、十分過ぎる量がこの小さいものでも貯まります。これよりは大きくしないほうがいいと思いました。右側のアルミを減らしたバージョンだと、あまり効き目がない感じですので、子供に触ってもらうときなどはこっちがいいかもしれません。
こちらがその静電気を溜めた時の様子です。火花放電が見えますね。
静電気発生マシーン(バンデグラフ)を使うと、こんな面白い実験が!!
バンデグラフを使った面白実験も公開しています。この実験は、広瀬すずさん・鈴木亮平さん・やす子さん・チョコレートプラネッツの長田さん・松尾さん等とテレビ番組にて行った実験も含まれます。詳しくはこちらをどうぞ。
※ なお、静電気発生装置(バンデグラフ)を用いた実験については、必ず専門家の方の立ち合いのもと行ってください。お気をつけてお試しください。また静電気実験に関するご依頼(実験教室やTV監修・出演等)についてはこちらからお願いします。
【特集】やめられなくなる!静電気実験
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