静電気でチョウチョが飛ぶ!? ビニール袋でできる不思議実験(電気クラゲ)
身近なもので楽しく科学を学べる実験を紹介します!今日は 静電気の力を使ってビニール袋のチョウチョを空中に浮かせ続ける遊び について解説します。この実験のにたものに、咲いたビニールテープを使う「電気クラゲ」という実験があります。特別な道具がなくても簡単に試すことができます。
電気クラゲの様子
今回の実験では、ビニール袋で作ったチョウチョをいつまでもヒラヒラと飛ばすことができます。まるで本物のチョウチョが飛んでいるかのように、あっちに行ったり、こっちに行ったり、ふわふわと宙に舞う様子はとても不思議です。こちらの動画をご覧ください。
いかがでしたでしょうか。面白いですよね。やり方について紹介しましょう。
用意するもの
風船、ビニール、マジック、ハサミ、タオル
方法
1 まずはスーパーにおいてある袋などにチョウチョを描きます。
それを切り抜いてチョウチョを作ります。
2 チョウチョと風船をそれぞれタオルでこすります。このときですが、ちょうちょは、机の上において、上から雑巾で擦り付ける感じでこすります。そのまま机にはりつきます。風船は表面を広くふくようにしてください。
3 その後、机についたチョウチョを空中に勢いよく投げ上げます(手にくっついてしまうので、思い切って投げてください)。そしてその下に擦った風船を配置します。このとき、こすった面をちょうちょに向けることをわすれずに。
4 チョウチョがヒラヒラと宙を舞い落ちてきません。もしうまくいかない場合は、チョウチョのサイズをもっと小さくしてみてください。大きいほうが難しいです。
原理
風船もチョウチョもタオルでこするとマイナスに帯電します。そのため、チョウチョを放り投げたあと、チョウチョは重力によって落ちようとしますが、静電気力により反発するため、落ちることができなくなり飛び続けます。
静電気でクラゲを飛ばすものについても実施をしてみました。こちらは細く裂いたビニールテープを使ってクラゲを作って、それを風船で浮かせるというものです。こちらの方が難易度が低く、長い時間浮かせることができます。ちょっと作るのが手間ではありますね。
静電気発生マシーン(バンデグラフ)を使うと、こんな面白い実験が!!
他にももっと大規模な実験を楽しみたい方のために、バンデグラフを使った面白実験も公開しています。この実験は、広瀬すずさん・鈴木亮平さん・やす子さん・チョコレートプラネッツの長田さん・松尾さん等とテレビ番組にて行った実験も含まれます。詳しくはこちらをどうぞ。
※ なお、静電気発生装置(バンデグラフ)を用いた実験については、必ず専門家の方の立ち合いのもと行ってください。お気をつけてお試しください。また静電気実験に関するご依頼(実験教室やTV監修・出演等)についてはこちらからお願いします。
【特集】やめられなくなる!静電気実験
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