文系のための物理の参考書『きめる!センター物理基礎』(学研)

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:この参考書を使用して、模試で9割突破したという感想が届きました(2016-08-16)!

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文系のあなた!チャンス到来です!

スクリーンショット 2014-07-13 22.42.03 先生、物理基礎で受験するって不利ではありませんか?

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ブログ読者や学校で教えている生徒から上記のような質問をされることが増えてきました。

ここだけの話、センター試験を「物理基礎」で受験すると有利になることをしってましたか?
センター物理は新課程になって旧課程の科目「物理1」よりも、大幅に範囲が狭まりました

だから少ない勉強時間でも、あるコツをつかんだ人は十分高い点を取ることが可能になりました。

こう話をしたら、生徒からこんな反応がかえってきました。

( ̄Д ̄;)「え?物理!苦手だから無理!」

即答だったのでガクっときましたが、マル秘の攻略法(コツ)があるんです!

そんな攻略法をまとめた参考書が『きめる!センター物理基礎』(学研)で、
いろいろな生徒が個別バラバラで質問にくるため、本にまとめておこう!
そう思って作っていた原稿が、この本のはじまりです。

たまたま、学研さんから声をかけてもらって、ついでに出版となりました。

だから、本校の生徒に向けた物理基礎が得意になっちゃう情報がたくさん入っています。
(生徒に配布する資料として作成していたものなので、本当は外には出すつもりはなかったんですけどね(^^;))

実際に出版してみたら、読者から良い評判が届いてほっとしています。

また2015年の物理基礎の問題は予想通り簡単でした。

やはり、物理基礎はお得です。

もしせっかくこの本を買ったのに、合わなかった!という人は、
この記事の最後に記載した連絡先まで連絡をください。

お好きな別の参考書と交換をさせていただきます。

またページの最後には本校の生徒用に公開していた動画授業公式暗記PDFもつけておきました。
買わないかたも参考になる可と思います。
(時間がない人はこちらで立ち読み動画だけでもどうぞ!)。

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※ 手作りのページなのでわかりにくいところがあればご連絡ください。

正しい物理の努力の方法を教えます!

心の準備は良いですね!

それでははじめます!

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まず物理にはコツがあります

例えば運動方程式を皆さんはどやって覚えていますか?
運動方程式は、ma=Fと覚えていませんか?

実はこれだけでもコツがあるんです。

「ma=残った力」

として覚えてみてください(^^)

そして加速度は必ず物体の加速する方向にとること!これが物理を好きになるポイントなのですね。
例えば次の動画を見て下さい。

この動画は数年前にとった動画なのですが、1万回以上再生されています。
それだけ、ちょっとしたことで引っかかっている生徒が多いいということですね。

上記の動画は、そんな毎日の授業の中から本校の生徒に向けて、
わかりにくいと思ったところをまとめて、生徒用に公開しているものの一部です。

運動方程式の作り方に戻りますが、「ma=残った力」と覚えずに、
単にma=Fとおぼえておくと、適当に「正の方向」を決めて解くようなやり方もあります。

物理にはいろいろな解き方があって、そのどれもが正しいんです。

でも解き方によっては、数学的であったり図形的であって、
自然現象をイメージしにくいものがあります。

そうなると、初めて勉強したので何をやっているのかわからずに、
数式に振り回されてしまうんですよね。

物体の動きがそこには無いから、
意味がわからなくなるんです

(`・ω・´)キリ

「加速する方向に力が残る」こと、それが運動方程式の使い方です。
これを忘れないで下さい。

物理はコツがわかればすぐに伸びるのが特徴です。
ただし数学や物理は正しい努力をしないと伸びない教科なんです。

暗記科目みたいに、やったぶんだけ伸びるわけではないんですね。
だからコツをしらないと嫌になってしまうんです。

でも安心してください。

繰り返しますが、正しい努力を続けさえすれば、
ある程度の点数は短時間で取れるようになります (`・ω・´)

まだまだコツはたくさんあるんですけど、
少しだけなぜこの参考書を書こうとおもったのかをお話させてください。

なぜ文系向けの物理参考書をかいたのか?

ぼくは日本一の人数を誇る女子校で
7年間物理を教え続けてきました。

しかも初年度はたった一人の物理教師として
受験生を指導することになりました。

中学生の理科1や高校生の1年生の物理を担当しました。

うまく生徒の成績を伸ばしてきて、本も出して、大活躍!

といいたいところですが、、、

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そんなこと全くありませんでした(´・ω・`)

当時の生徒はよくわかっていると思います。
同僚の先生方もぼくの姿を目の当たりにしているからわかっているでしょう。

教え方がうまくいかなくて、苦しい毎日。
教育実習くらいで教える経験が圧倒的に不足していました。

しかも自分だけが苦しいのではなく、
目の前の生徒もくるしいし、フラストレーションがたまります。

「先生に聞いてもどうしようもない!
塾にいってもわからない!
どうすりゃいいんだ〜 (/_<)」

(ここだけの話・・・みかねて校長が見に来たこともあります)。

生徒も不安だったと思います。
今まで教えていたベテラン先生が引退し、
こんな新人でわかりにくい若者がきたんですから(当時)。

ぼくはもうわからなくなっていました。
どう教えたらいいのかを。

女の子の扱い方(女子校だったため)を、授業のやり方を(教え方を)。

悔しくて悔しくて・・・。

でも今思えば、
この時期にしっかりと向きあえてよかった。

質問の連続に、ずーっと放課後
学校が終わるまで生徒と一緒に考え続けました

答えたというよりも、一緒に考えたんですね。

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生徒がわからないところがわからず、
そのため質問にもうまく答えられません。
生徒も苦しかったと思います。

3年があっというまに経ちました。

するといつのまにか、

「生徒が何がどうわからないのか」

それがわかってきたんです!

いつのまにか、生徒の質問をまとめた「お悩みノート」は20冊くらいになっていました。

そしてスモールステップに切り分けて教える方法を
思いついて実践しはじめるのです。

そうしたら、生徒の理解がぐっと高まったのです。

その結果、例えば高1の4月から7月までに物理が好きになった生徒は
58.9%と過半数を超えました(詳しくはこちらをどうぞ)。

少ないなと思うかもしれませんが、女子校ではかなり多い方なのかと思います。

例えば上のリンク先に生徒の感想は全て載せましたが、このような意見がありました。

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 「図を大きく書いたりすることが
大切だと気づいた。
不満なんて1つもない!!
物理が好きになりそう!!!」

では、その原動力となった、そんな崖っぷちの時期におもいついた教え方、それが

「3ステップ解法」

という独特の解き方です!

「3ステップ解法」って何?

3ステップ解法については詳しくはこちらに記事にまとめたのですが、
簡単にいえば、物理の考え方を3つのスモールステップにわけて、
一個ずつ進めていく教え方です。

この方法は、他の生徒をたすけられるかもしれない!そう思って、
授業ノートを原稿にまとめて出版社に持ち込みました。

それが拙著「ぶつりの1・2・3 」シリーズです(波動編もあります)。

この「3」という数字は、もちろん「3ステップ解法」の3です。

3ステップ解法なら、1つの問題だけじゃなくて、
いろいろな問題に応用ができるようになります。

例えば等加速度直線運動を考えるときには、
どうやって公式を作りなおして整えていくのかを、
3つに分解して、レクチャーをするようにしました。

3ステップ解法についてはこちらに詳しくまとめてあります

時間が無い方はこちらの動画を軽くみてください。

このように

1 絵をかいて
2 考え方をスモールステップにして
3 ステップに名前をつけて、他の問題でも考え方のコツを学べるようにする

これが、3ステップ解法です。

おかげさまで、はじめての本にも関わらず、「ぶつりの123」は増刷となりました

また出版したことによって、全国の高校生からメールも届き始めます。

3ステップ解法を使った授業には生徒にも好評のようで、
生徒の授業アンケートには例えばこのようなものがあります。

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 「公式をたくさん覚えるのがもともと嫌いで、
自分の考え方にとても合っていたので
分かりやすかったと思います。」

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「顔をかくのが楽しい(σεσ)♪
最初に↑と↓、←と→をかくと解きやすい!
3ステップ解法ばんざい!」

などです(全ての感想はこちらにまとめています)。

その他出版した本にも全国からのいろいろな感想や、
amazonで書評が届き、うれしくてうれしくてたまりませんでした。

そして姉妹本の波動編を出したり、また翻訳されて中国語版も出ました。

新課程も始まるし、書きなおして生徒に届けたいな〜。

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そんなときに、学研さんから新課程の物理基礎の本を書いてみませんか?
というお誘いを2年前に受けました。

「物理基礎か〜。。。ん?これは「文系」が使う科目じゃないか!
それならば逆にぼくがやる意味はあるな!

そう、たくさんの生徒、ブログの読者からくる質問は、文系の生徒が主だったからです。

きめる!センター物理基礎はどんな本なのか?

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物理基礎は文系(そして女子も)多くとるであろう科目です。
これはぼくにとってぴったりだと思ったんです。

だって毎日そういう生徒を相手にして授業をしていたからです。

目の前の生徒のみならず、多くの生徒が本来取れるであろう点数を回復できるぞ!

そう思って、力学・波動、そしてぶつりの123でまとめていなかった、
熱力学・電磁気・最後に原子まで加えて、書きました。

それが「きめる!センター物理基礎」です。

 

でも、その後も長かった!

編集者とブラッシュアップ作業です。

カラーのほうがわかりやすい。
・キャラクターを入れて対話形式にしよう。
スマホアプリをつかって生徒が通学でも使えるようにしよう。
別冊で問題をとくときに3ステップ解法が見えるようにしよう。

様々なアイデアを形にしていきました。そんなアイデアをたくさん、たくさーん入れました。

「きめる!センター物理基礎」の中身の紹介!

この本の特徴としては、ここまで図の多い参考書はないのではないか?
という文章よりも図で見ていく作りになっているということです。

実際の本を撮影しましたので、紹介しますね。

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絵とキャラクターの融合!

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3ステップ解法!

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顔を書いていくんです!!

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それぞれの立場を考えて!

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代入も丁寧にやっています!

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有効数字や累乗の表記法からやりますよ!

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なんといっても絵がおおい!

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波動はとくに動きが大事!とくに絵が多いんです。

またスマートフォンとも連携をさせました。それがハイブリッドブックといって、
スマホでも学習できる機能です。

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生徒の気持ちを代弁してくれるつくりとなっています。

もう一度、できてみてこの本の特徴をまとめると、

・カラーページで構成
・たくさんの絵!
・別冊3ステップ解法
・スマホアプリ対応

という仕上がりです!(`・ω・´)キリッ

より写真で詳しく見たい人はこちらを御覧ください!

本の感想

 感想をいただきましたので、紹介いたします。

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物理が楽しくなりました。
どの教材を買おうか困っていたので、助かりました。

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絵もたくさんあってわかりやすかったです。
とっつきにくいイメージがありましたが、自分でも
できそうです。

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あ、わかりやすかったです↑
イラストもあったので。

その他にもアマゾンや、ブログなどでいろいろ紹介があるようです。
読者のKSさんから、情報をもらいました。

ゆきんこの勉強法

『きめる!センター物理基礎』の桑子研先生の説明は、高校物理の印刷教材の中で、たぶん最もかみ砕かれた説明で、これ以上はかみ砕くことができないと思います。

『きめる!センター物理基礎』は、イラストを多用し、徹底的にかみ砕いてくださいます。

物理の参考書・勉強の仕方

高校レベルとしては、順番から数えると簡単すぎると思うけど、物理の知識0からの人へは無理。
きめる!センター物理基礎【新課程対応版】(桑子研)の方が0の人に向いていると思う。

KSさんありがとうございました。その他にも情報があったら、ぜひ教えて下さい。

個人サポートもします!

この参考書が「合う生徒」にぜひ買ってほしいと思っています。

はじめにも述べましたが、現段階で定期テストなどで余裕で8割を取る生徒、
センター試験の模試などで偏差値60を超えている生徒には、
この参考書は合わないと思っています

高校生からすると1500円する参考書は高いので、ぜひ手にとって

中身を見てから、買ってください。立ち読み動画です!

物理基礎を受験に使ってほしい、
また普段の授業についていけない生徒をへらしたい!

元気になってほしい!

そんな気持ちで物理を教えたり、本を書いたりしています

安心をして買っていただきたいと思っているので、
個人としてサポートをしたいと思います

もしこの本を読んで、内容に満足がいかなかった場合には、
ぼくまで連絡をしてください(メニューの「お問い合わせ」より)。
そしてその宛先に本を送り返してください

この本と同等の価格の本で、物理の別の参考書(希望のもの)を
アマゾン経由でプレゼントします

(例えばこちらにおすすめする参考書をご紹介するページを作っています。
橋元のはじめからていねいに、や漆原さんの参考書がいいかもしれません)

出版社とは関係なく、ぼく個人がおこなうフォローとして、させていただければと思います。

購入された方へ<学びの3つのサポートも個人で実施します>

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● 本書の使い方

この本は基本的には読み物構成になっています。
著者として使い方のおすすめとしては

ステップ1
まずは読んでみてください。読破をしてほしいと思います。
問題の解説も読んでみてください。読み物だと思ってください。

ステップ2
鉛筆とペンをもってもう一度読みながら、
途中にあるセンターの過去問題をといてみてください。

手を動かしましょう。
別冊やスマホアプリも活用して、通学途中に復習をしてください。

ステップ3
わからないところは教師や友達にきいてみてください。
そして問題演習に取り組みましょう。

ぼくが解説したセンター試験の過去問題なども参考にしてください。
解説 大学入試センター物理 2014年度 2013年度 2012年度

サポート1 公式暗記シートのプレゼント!

購入された方へ向けて、公式暗記シートをプレゼントします。

公式暗記シートのダウンロード

これは印刷をして右側を隠しながら、左側の言葉をみて暗記していくというものです。
改変など自由ですので、お使いください。

サポート2 動画授業によるサポート

また動画授業によるサポートも少しずつ実施していきます。
こちらに「きめる!物理基礎」の動画集を作りましたので御覧ください

どんどん増やしていきますね!

サポート3 メールサポート

本書の内容、問題などについて何かわからないことがありましたらメールを下さい!
(奈良でシカといっしょにとった写真です)

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奈良公園の写真より。
(なお在校生は直接対面で聞いてくださいね)。

時間があるときを見はからってお返事したいと思います。

その他の教科に対しても「きめる!」シリーズが続々と登場しています。

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いろいろな予備校の有名な先生方が書かれているので、
こちらもおすすめです!

ぼくは専門外なので、他の教科についてはよくわからないところがありますが、
カラーで絵が多いのは共通しているようです!

さらに先へ進みたい生徒へ

もしぼくの参考書が合ったら、物理(4単位)まで使う生徒は、物理基礎では書ききれなかったことが、
「ぶつりの123」には書いてあります。

<ぶつりの123力学編>では「力のモーメント」

<ぶつりの123波動編>では「ドップラー効果」、「光の干渉」、「波の式の作り方」などです。

さらに物理への興味がわいた!という人は、楽しめる物理の本も書きました。

大人のための高校物理復習帳

公式のもつ意味に焦点をしぼって、自宅でできる面白い実験をたくさん紹介しました。
またより高見を目指したい!という生徒はこちらのぼくのおすすめする参考書も参考にして下さい。

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小学生への実験講座などもやっています!

小学生に向けた実験講座なども積極的に参加しています。昨年は「宮沢賢治を科学する!」と
題した実験活動をおこないました!

こちらにいろいろな実験についてまとめてあるのでぜひ御覧ください

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これは夕日の実験

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その他のきめる!シリーズはこちら!

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