お米とピーナッツのヒミツ!私たちは何を食べている?無胚乳種子

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ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。 

今回は、イネやピーナッツといった身近な植物について、ちょっとした科学の視点からご紹介します。普段食べているお米やピーナッツには、実はこんな秘密が隠されているんです!

まずは、みなさんおなじみの「イネ」について。イネは「胚乳種子」と呼ばれるタイプの種を持っていて、その中には「胚」と「胚乳」という2つの部分があります。この「胚乳」っていうのが、胚が成長するためのエネルギー源なんです。つまり、植物の赤ちゃんが大きくなるための栄養が詰まっているんですね!

それから、お米についてですが、みなさんが普段食べている白米には、実は色々な段階があるんです。イネから「もみがら」を取り除いたものが「玄米」で、その玄米からさらに「ぬか」と「胚」を取り除いて、残ったのが「白米」なんです。白米は「胚乳」だけが残っている状態というわけです。つまり、私たちが食べている白米は、胚が成長するためのエネルギーそのものをいただいているんですね!考えるとちょっとすごいですよね。

さて、一方で「ピーナッツ」はどうでしょうか?実はピーナッツは「無胚乳種子」といって、胚(つまり植物の赤ちゃん)はありますが、胚乳(栄養分)は持っていません。先日ピーナッツを食べたとき、割って中を見てみたんですが、まさにその通りでした。ピーナッツの種には胚はあっても、胚乳は見当たりません!この違い、面白いですよね。

落花生の食べている部分はほとんどが子葉。「幼芽」と「幼根」の部分で、本体は「子葉」というそうです。

普段何気なく食べている食材も、ちょっとした科学の目線を通すと新しい発見があるかもしれません。次にお米やピーナッツを食べるときは、ぜひ「胚」や「胚乳」のことを思い出してみてくださいね!

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