さて、復習動画を作ったところで、もう一度「反転授業」について考えてみよう
講義動画を事前に見せるのが反転授業だとすると、
どんな授業形態にも最適なのでじょうか。
最近授業の展開についていろいろ考えています。
時間という切り口から、
反転授業やアクティブラーニングなどをきりわけた記事を書きました。
教師の教え込みの時間をできるだけ減らすという方向性が
常にベストな解答ではないということがわかってきました。
反転授業やアクティブラーニング実践者から、
導入した時に、わずかながら生徒や保護者から
評判がよくないときがあることをききまきた。
生徒から普通の方式に戻して欲しいという声も
わずかながら出ているとのことを聞きました。
実際にぼくもアクティブラーニング的な授業、
「パートナー方式の教授法」をとりいれているので、
生徒にどうだったかと聞いてみると、
よかったという生徒がいる一方で、
たしかにそのような声は聞こえてきました。
例えば2時間続きの授業もうちではあるのですが、
このときに反転授業を取り入れてもあまり効果がないように思います。
というのも、2時間続きのところで
ずーっと生徒に活動の時間を与えていくことこそ、
マンネリ化を引き起こりそうなためです。
2時間続きの授業の場合は、アクティブラーニング形式で、
はじめに講義を少ししてから、活動時間で1時間、
それを2セットのほうが生徒の飽きがこなそうな感じです。
それでは反転授業のような動画は必要ないかというと、
生徒への復習用動画の提供という形で還元できるのではないかと
思っています。
そんなこころみをはじめているところです。
例えば昨日公開したのは次のような動画でした。
2013-11-27の授業用復習動画(高3) 理科大のトリチェリの問題の復習です
反転が有効になるのは、「短い時間の中」で活発に活動させたい場合に、
有効になるなと思っています。
例えば1時間しかとれないときの、演習科目のような場合、
本校でいえば「物理演習」の時間などは、
はじめの講義の時間すらもったいないので、
その部分を事前に動画で学ばせる反転授業が有効になりそうな
そんなイメージがわいています。
未だイメージ段階から抜け出せてはいませんが、
復習動画教材の提供をはじめています。
反転授業をされている先生がたがいらっしゃいましたら、
反転がどんなときに有効になっているのか、
ぜひご連絡いただければと思います。
次に読みたい記事はこちら!
反転授業を時間から分析してみる