ついに、ついに出た!新課程の予想問題が発表。さっそく分析。
あなたはセンターの公式予想問題をときましたか?
現在高校2年生が3年生になるときには、
大学入試センター試験の理科が新課程となります。
ご存じの方も多いでしょうが、「物理1」から「物理」へと
理系にとっては負担が大幅に増えます。
というのも、「物理」というのは原子分野も含めて
全ての範囲が含まれるからです(原稿の「物理2」に近い)。
そんな新課程の「物理」。
どのようなセンター試験の問題が出題されるのかと
心待ちにしていたところ、
先日大学入試センターの公式HPで問題例が発表されました。
:問題例の解答・解説について物理・化学・生物を書きました。こちらの記事を参考にどうぞ。2014-01-02
今回はその問題例から「物理」について分析をしたいと思います。リンク先から物理の問題を見て下さい。
まずはじめにあるA問題は運動量の保存に関する問題です。
現在のセンター試験の「物理1」では出題範囲外であった
運動量が出てきます。しかも2次元の問題なので、
平面上での問題演習をしていたかどうかが問われます。
ただし内容を見ると、「なんじゃこりゃ~」といったような
簡単な質問だと言うことに気が付きます。
ひねりもまったくといっていいほどありません。
現在のセンター試験のような、
物理現象の本質を聞くような質問でもありません。
センター特有のひねりもありません。
学校で使用している問題集をしっかりやっておけば、
恐れることはまったくないでしょう。
次にB問題を見てみましょう。
これは電磁気からコンデンサーの問題となります。
スイッチがあるから複雑そうに見えます。
問4ではグラフがありますが、
スイッチを入れた瞬間の問題ですね。
コンデンサーを導線に置き換えて考えるだけですね。
現行のセンター物理はグラフの読み解きが難しいのですが、
これはグラフは別に見なくても解くことができます。
そして時間経過が十分になったとき、問5・6で問われていますが、
これらに関しても別にグラフを読み解くようなことはまったくありません。
こちらも学校で使用している問題集をしっかりやっていれば、
恐れる必要はありません。
つまりこの問題例を見ると、「物理」に関していえば、
「うす~~く、ひろ~~く」
という問題設定がされることになります。
つまり学校の授業を普通にやっていて、
問題演習の基礎~標準問題が
とけていれば、まったく問題はありません。
(うちの学校でいえばリードαのリードCレベルよりやや易しい)
さらに、「手回し発電機の手応え問題」などのような、
実験をやっていなければわからないような問題も、
この例では問われていません。
この例を出してきたと言うことは、必ずしも多くは問えないでしょう。
まとめになりますが、この予想問題を見る限り
センター試験対策は今までと大きく変える必要はありません。
そればかりか、今より難易度としては低めになりそうです。
今まではセンター演習をしていましたが、
個別入試で物理を使う人は、特別にセンター対策を行う必要は
そんなに無いような感じで発表されました。
ただし範囲が広がるので、その点には注意が必要です。
そういった意味では、広くなるので勉強をする難しさは増えるかもしれません。
以上です。またこちらのコーナーでは当日にセンター物理・物理基礎を解いてみるという
企画を行っています。あわせてどうぞ!
やはり学校の勉強の1日1日を頑張っていきましょう。
まずは問題集をゲットしましょう。こちらの問題集なんてどうでしょうか。
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