光がつくる不思議な世界 ― 直島「ブラインド・ブルー・ランドスケープ」
光がつくる不思議な世界 ― 直島「ブラインド・ブルー・ランドスケープ」
「水が流れてる…?」一瞬、そう錯覚してしまいました。けれどそこにあったのは、本物の水ではなく、透明な立方体のキューブたち。
先日、香川県の直島にある展示「ブラインド・ブルー・ランドスケープ」を見てきました。この展示は、立方体キューブがずらりと並べられていて、それがまるで壁に沿って水が流れているかのような景色を作り出しているんです。
透明なキューブたちが太陽の光を受けて、きらきらと反射したり、奥の方に光が吸い込まれていくように見えたり…。見る角度や時間帯によって、表情が変わるこの作品は、まるで「光とガラスの科学実験」を体の中で体験しているような気分になります。
この展示物は、透明な立方体キューブがまるで水の流れのように配置されています。眺めているだけで幻想的な雰囲気を楽しめるのですが、よくよく覗いてみると、キューブの中にキューブが入った構造になっていました。光がどうやってこの形を作り出しているのか不思議ですね。
実はこの不思議な見え方には、光の反射や屈折、全反射といった理科の現象が関わっています。
• 反射:キューブの表面で光がはね返り、キラッと光って見える。
• 屈折:ガラスの中を通るとき、光の進む向きが変わって、内部にもう1つの立体構造が見える。
アート作品を通じて、こんなにも身近に理科の世界を体験できるとは…!ぜひみなさんも、旅行や美術館でふと出会った作品の中に、**「光」や「視覚の不思議」**を探してみてください。きっと理科がもっと面白く見えてくるはずです!合わせてこちらの記事もご覧ください。
#直島 #光の不思議 #理科とアートの交差点
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