500円で宇宙旅行!?映画『2001年宇宙の旅』の映像美に圧倒された話

  • X
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

こんにちは!今日はちょっといつもと違う話題、映画「2001年宇宙の旅」について語ってみたいと思います。プライムビデオでもみれるようですね。

聞いたことがある人も多いかもしれませんが、この映画、実はアーサー・C・クラークの小説とスタンリー・キューブリックの映画が同時進行で作られたんです。そんな制作過程も面白いんですよね。

映画は1968年に公開されましたが、小説はその後に出たんだそうです。僕は先に小説を読んだんですが、実は映画はまだ見ていませんでした。小説の感想はこちらの記事でどうぞ(気になる方はぜひチェックしてみてください!)。

そんな中、見たいな~と思っていたタイミングで、近所のブックオフで「2001年宇宙の旅」のDVDを発見!しかも500円!これは買うしかないと、速攻で購入しちゃいました。

そして観た結果…やばい!ほんとに衝撃的でした。何がすごいって、まずセリフがめちゃくちゃ少ないんです。じゃあ、間がどうなってるのかというと、映像美で繋いでいきます!宇宙のシーン、宇宙船のデザイン、そしてバックで流れるクラシック音楽がすごく印象的で、まるで映画全体が壮大な宇宙ショーみたいでした。

「こんなの作れるんだ!!」

って思わず叫びそうになりました。スターウォーズの古い作品って、今見るとちょっとプラモデルっぽい感じに見えることもありますよね。でも、この映画はそんなの一切感じません。今見ても、映像が驚くほど素晴らしいんです。そして音楽もなんともいえない素晴らしさがあるんですよね(うまく言えないのがもどかしいですが!)。

さらに見どころを一つあげると、やっぱりHALというAIと宇宙飛行士たちの対決シーンです。これがまた緊迫感たっぷりで、一度観たら忘れられません。

この映画の象徴的な色使いも特徴的で、宇宙の「黒」、宇宙船の「白」、そしてHALの「赤い目」が際立っています。普通、機械って無機質な感じで描かれますよね。でも、この「赤」がすごく不気味で、妙に人間的な恐怖感を感じるんです。広がる黒の中に白い宇宙船がぽつんと浮かんで、その中で赤が反乱を起こす――。このコントラストが本当に美しいんですけど、同時に恐ろしさも感じさせるんです。

正直、映画を見ても「え?何これ?」って思う部分がたくさん残るんですが、それも含めて楽しめる作品だと思います。映像の表現力、ぜひ一度味わってみてください!

amazon:小説 2001年宇宙の旅

科学のタネを発信中!