直流電流の周りにできる磁場をパスカル電線で観察してみよう!
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
パスカル電線を使った直線電流の周りにできる磁場の様子を観察しました。パスカル電線についてはこちらをご覧ください。
要は中に10本の電線が入っていて、それを交互に繋ぐことにより、1Aの電流を流したとしても、その10倍の量流れているように見える電線です。この電線を使うことで、大きな電流を流すことができるので、磁場・磁界の観察が行いやすくなります。
配置はこのような感じです。パスカル電線は電源装置U(直流)で20Vを加えました。長さは10mのものを作りました。
ここに厚紙を通してセットします。
コンパスをおいて電流を流すと、
このようにコンパスが動いて電流が流れると磁場が生じる様子が観察できます。紙面裏から表と紙面面から裏の二通り行うことができます。
次に電源装置を二つに重ねてて直列接続をしてから、
砂鉄を巻いて、軽く板を叩くと、
模様が出てきます。
よくみると、
このように回転していることがわかります。最後に次にコイルの周りにこのようにコンパスをおいて実験をすると、このように中央の磁場もわかります。