教室に広がる小さな宇宙!「月・金星の満ち欠け」を体感する実験アイテム「月・金星の満ち欠け実験器KS」(ナリカ)

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ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

月と金星の不思議を教室で再現!「月・金星の満ち欠け実験器KS」を試してみた

ナリカさんから発売されている「月・金星の満ち欠け実験器KS」を購入してみました!これ、ちょっとした手作りも可能そうな教材ですが、傘の先にボールが吊るされた独特のデザインが魅力的です。いわばアイデア商品といえるでしょうか。

開けるとこのようなものが入っていました。左側が傘です。

こちらは月や金星になるボールです。傘の先につけます。

こちらは太陽のモデルとなるLED電球です。
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こちらは電球をセットするものです。型番はBLC-60BKZ(amazon)

回転させることが自由にできて固定に便利です。

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使い方はとても簡単!まず、傘を教室の中心に広げて置きます。次に、太陽役のLED電球を用意。このLEDを傘の外側に配置して、傘の中心から吊るされたボールたちを月の位置として並べれば、なんと月の満ち欠けモデルが完成します!

組み立てるとこんな感じです。

さらに、実験の面白いところはここ。傘の周りを実際に回転してみると(自分が地球役です!)、月の位置によって見える形が変わるのがはっきりとわかるんです。「あ、これが満月!」「ここが新月か!」なんて声が教室中に響きそうですよね。

金星の観察もばっちり!

金星の場合は、太陽を傘の中心に取り付けて外側から眺めます。すると、遠くにある金星は小さく見え、近くの金星は大きく見えるという仕組み。また、明け方や夕方に見える金星の位置関係もイメージしやすくなります。まるで教室に小さな宇宙が広がったような感覚です。

手作り vs. 製品版

確かに手作りできそうではありますが、この製品版の完成度はかなり高いです。少しお値段は張りますが、しっかり作られていて使い勝手抜群。理科の授業やクラブ活動で活用するなら、購入するのも十分アリだと思います。

月や金星の満ち欠けを実際に体感できるこの実験装置、ぜひ一度試してみてください!科学がもっと楽しく、もっと身近になりますよ!

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