100円セロハンを使った廃液が少なく簡単にできるダニエル電池の作り方

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ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

100円ショップで #セロハン を買ってきて、ろ紙を使って廃液が少なく簡単にできる #ダニエル電池 を作ってみました。必要なものは、以下の通りです。

#硫酸亜鉛 水溶液 5パーセント(硫酸亜鉛七水和物9.8gに水100g) #硫酸銅 (硫酸銅(Ⅱ)五水和物35.7gに水100g) 水溶液 約17パーセント 35.7gに水100g
ポリスポイト(こちらがおすすめです)2本 シャーレ 2つ 亜鉛版 銅板 ろ紙2枚(キッチンペーパーでも可能) セロハン1枚 ティッシュ1枚 プロペラ 電子メロディー( #ナリカ ) テスター(こちらがおすすめです) わに口 ピンセット

セロハンは100円ショップで買いました。

 

※セロハンを使わずにコピー用紙でも実践可能だと教えていただきました。硫酸亜鉛水溶液は飽和食塩水でも可能だそうです。

道具を並べるとこんな感じ。

方法

1 シャーレの上にろ紙を置いて、硫酸銅、硫酸亜鉛をポリスポイトで溶液をとってひたす。

2 机の上にティッシュペーパーを机の上にひいて、その上に銅板を乗せる。このとき机の端で行う。重ね方は次の通りです。

 ティッシュをひいて、銅板をおき、硫酸銅水溶液を染み込ませたろ紙を乗せて、その上にセロハンを乗せる。

その上に硫酸亜鉛を染み込ませたろ紙を乗せて、最後に亜鉛版を乗せる。

このときに銅板と亜鉛版が直接触れないように注意をする。そしてワニ口ではさんで電子オルゴールやモーターに繋いでみる。その後テスターで電圧を測る。

私が作った時は起電力は1V程度でした。1.1Vくらい出るといいのですが。

3 しばらく電流を流し続けるため、ワニ口の2つの端子をつないで(ショート回路の状態)、2分程度放置をする。その後、それぞれの金属版についたろ紙をはがして、色などを観察する。

銅板についていたろ紙。色が赤っぽくなっている。

亜鉛版についていたろ紙。なぜかこちらも茶色になっている。銅イオンがセロハンを通過したのだろうか。

ダニエル電池を4日間使い続けてみると…(ナリカ製品)

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