うなぎは何で焼く?炭とガスの燃焼の違い(美味しんぼと科学)
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
おいしんぼで、「炭火の魔力」といのが第7話で取り上げられています(Youtubeでも見ることができます)。この会はとっても面白くて、理科の勉強にもなります。
筏屋と金三という2つの鰻屋があって、それぞれのうなぎの味の違いについて科学の話題がでてきます。以下、こちらのサイトから引用しました。
・筏屋の鰻はふっくらしていないどころかベショベショで香ばしくもなくそれでいて変に脂っぽい、出来の悪い焼き魚でしかない。
・金三のうな丼はふたを開ければ湯気が勢いよく立っていた。筏屋の鰻重は温かいが、湯気は立っていない。そして食べてみればふっくらしていて無駄に脂っぽくない。そして金三の鰻丼と食べ比べてみると、筏屋の方の鰻重にはタマネギの腐ったようなにおいまでついていた。
この2つのうなぎの味の違いは、ガスか炭火によるかの違いだということが明かされていきます。
プロパンガスの燃焼の化学反応式は、
C3H8 + 5 O2 → 3 CO2 + 4 H2O
(プロパン+酸素 → 二酸化炭素+水)
となり水がでてきます。対して、炭の燃焼の化学式は
C+O2→CO2
(炭素+酸素→ 二酸化炭素)
となり、水が出てきません。またガスは漏れた際に気づくように匂いがついています。そのため食材に変な匂いがついていしまうという設定です。
漫画にも科学がでてきて面白いですね。
科学のタネを発信中!
ニュースレターを月1回配信しています。
[subscribe2]