驚きの不思議な動き!1コインでできる風船ホバークラフトの作り方
ホバークラフトを作ってみたことはありますか?
今日は手作りホバークラフトについての紹介です。ホバークラフトというと、浮くための力として、電気をつかってモーターで風を起こすというのが一般的です。でも今回作るホバークラフトは、浮くための力を風船をつかっているので、短時間で簡単にできて、さらに安い。小学生でもすぐに工作できるというすぐれものです。出来上がった時の様子はこちらの動画を御覧ください。
スーッと机の上を滑っていく様子が観察できますよね。しかもこのホバークラフトは、生徒へのウケもとても良いのですね。それでは作り方の紹介です。
科学のレシピ
目的:
慣性の法則の「動いているものは動き続ける」という現象について観察する。
用意するもの:
・CD ・おかずなどをいれるパック容器 ・風船 ・紙コップ ・カッター ・きり ・両面テープ
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作り方:
① 紙コップに穴をあける
まず紙コップの下から4cmの位置に線をつけて、
この位置で切り取ります。
次に、紙コップのそこに直径2cmの穴をあけます。
② パック容器に穴をあける
次にパック容器を用意します。中心に直径1cm程度の穴をあけます。
カッターの刃先を垂直にあてて、おしつけると穴があきます。穴があいたらハサミの刃をいれて、きっていきましょう。こうすると怪我の心配もいりません。
ふたをはずして、パックのそきにキリで穴をあけます。
容器を手でおさえながら、キリを回転させながら強く押していくと簡単に穴があきます。
③ CDとパックをはりつける
CDの穴のまわりに両面テープを貼ります。
その上に穴がそろうように、先ほど穴をあけたパックをはりつけます。
④ 組み立てる
風船をまず紙コップに通して、
その後にパックのフタの穴に通して、
パックにはめます。
これで完成です!!こちらは自宅でつくるためのマニュアルです。印刷してご利用ください。
実験の方法
① ホバークラフトのフタをあけて、風船に空気を入れる
② 風船の空気が抜けないようにしてフタを元に戻す。
③ 机の上におき、軽く押す。
それでは動かしてみましょう。こちらの動画を御覧ください。
この実験でわかること
ホバークラフトが浮く仕組みは、次の図のように風船から下向きに空気が出ることによって、ホバークラフト全体に上向きの力がはたらき、摩擦力が小さくなるためです。
摩擦力の公式(F=μN)のNが小さくなることによって、Fが小さくなるというわけですね。このことにより、風船を軽く押すと、大きなブレーキの要因となる摩擦力が小さいため、一度動かせば動き続けるという、慣性の法則の現象が見えてくるという実験です。
授業での様子
実際に動かしたときの生徒の様子も御覧ください。
こちらはボーリングをした様子です。ちょっとした工夫ですが、こんなことでも喜んでくれますね!
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高校1年生に見せましたが、簡単にできたので驚いているようでした。慣性の法則の勉強にもなります。これだけ喜んでくれたら、作りがいがありますね!ぜひ挑戦してみてください!
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