つげ櫛の静電気の起こりにくさについて撮影アドバイスを行いました(日テレ「ひと目でわかる!」)
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
日本テレビの「一撃解明バラエティ ひと目でわかる!!」の2022/06/21(火)に放送された、つげ櫛と普通の櫛の静電気のおきやすさについての違いについて、制作アドバイスを行いました。
普通の櫛と木の櫛について、静電気の起こり方の違いについて知りたいという相談を受けました。梅雨時なので、静電気が起きにくく困っているとのことでした。私物の「デジタル静電気探知機」(下記リンク参照)の使い方や、実際の実験方法についてレクチャーをしました。静電気はどんなときでもたちますが、湿度が高いとすぐに静電気が逃げてしまいます。そのため、コツとしては髪をといてからすぐに測って、ホールドボタンをおすというアドバイスをしました。
測定をしてみると、プラスチックのクシだと2マンボルトくらい、木の櫛だと8000ボルトくらいの差が出ます。静電気測定機を持ち帰っていただき、実際にスタジオのほうでつげ櫛でやってみたそうですが、つげ櫛は1000〜2000ボルトだったとのことで、木の櫛よりもさらに静電気が起きにくいことがわかったそうです。
楽しみにマイ静電気発測定器の出番をまっていたのですが、放送ではカットをされてしまったようです。次の映像のように、実際にやってみた映像をみると、つげ櫛とプラスチックの櫛との差が大きく出ていますね。
こちらの記事も合わせてご覧ください。
私がもっている静電気測定機はこちらです。妻の髪の毛を6月ですがプラスチック製のクシでといでみたところ、静電気がおきました。すぐにはかってみると、4KVくらいありました。湿度が高くても静電気は起きますね。
サンハヤト デジタル静電気探知機 EG1
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