シクラメンの観察(植物図鑑)
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
シクラメンを実家で見せてもらいました。面白いのが花が下を向いて咲いているということです。なぜこのような咲き方をしているのでしょうか。
引っ張ってみると、おしべらしきものが観察できました。
この下向きに花をさかせているシクラメンについて調べてみると、面白いことがわかりました。
wikiより
シクラメン(学名:Cyclamen persicum)はサクラソウ科シクラメン属に属する地中海地方が原産の多年草の球根植物の総称である。
シクラメンは双子葉植物として分類されているが、発芽時に地表へ出る葉は1枚である
下向きに咲いている理由はとても簡単です。
それは、シクラメンの自生地では、雨がよく降るからです。雨がよく降る地域で上向きに花を咲かせると、
受粉してタネを作るための花粉が流れやすくなってしまいます。それを防ぐため、シクラメンは下向きに咲いているといわれています。
中略
シクラメンは塊茎が割れて、新しい塊茎ができることはほぼありません。
そのため、増殖するにはタネが必要となるのです。子孫を残すため、タネを作るために、
花粉が流れにくいように、花が下向きになったと言われています。
なるほど、こんな理由があったのですね。またシクラメンは双子葉類に分類されるのに、発芽時の葉が一枚しかないというのも面白いですね。こちらのサイトで写真が紹介されていましたが、たしかに一枚ですね。
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