新型コロナウィルスで考える指数関数的な変化と自然現象

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ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。 

自然界には指数関数的に増えていったり、減っていく現象が多く見られます。logを学ぶときに、そのような身近な例があると、logを学ぶ必要性を強く感じるのではないかなと思っています。そんな教材として、今回の新型コロナウィルスの感染者数のグラフはとても興味深く感じています。こちらのサイトからグラフを引用しました。

http://91-divoc.com/pages/covid-visualization/

まず縦軸、横軸とも、普通のメモリで見てみるとこのような感じです。

一見、二次関数のような増加に見えなくもないかもしれません。対して片対数グラフにして、y軸に対数目盛を取るとこのようになります。

直線になっているのがわかりますね。つまり指数関数的に増加をしているということがわかります。

ビールの泡の崩壊についても同じことが実験で確認できます。

ビール泡の半減期をしらべよう!放射性崩壊モデル

縦軸がビールの泡の量、横軸が時間です。実際に測定したもので、オールフリーというノンアルコールビールを使用して確かめました。

片対数グラフで表すと、

このような感じになります。指数関数的な増加や減少というのは、なかなかイメージしにくいものですが、はじめの動きの鈍さに対して、のちのちに大きく変化をしていく新型コロナウィルスの感染者数のようなものについては、初動が大切なのだということがよくわかりますね。

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