定番実験道具の速度計ビースピでの注意点を伝えよう
物理教員なら誰でも知っているであろう実験道具、ビースピ。
ビースピは簡易速度計で、センサーが2組付いていて、センサーを通過した時間から速度を算出して、表示するという実験道具です。
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2台使えば加速度も算出できるので、私もよく使っています。
ただしこんなシンプルな道具でも、扱うときには注意点がいくつかあります。
まずは単位。生徒が触っていると、いつのまにかkm/時になっていることがあります。計測する前にメートル毎秒になっているのかを、生徒に確認させることが必要です。
また表示もよく間違えてしまうのですが、00.34と四桁で速さが表示されますが、小数点が見にくいためか、生徒が0.034などと記録をしてしまいます。小数点の位置をよく確認させましょう。
またストップウォッチモードになってしまうこともあります。あまりこのモードは実験では使用しないので、取り去って欲しい機能ですね。生徒からよくこわれたということでいくち、このモードになってしまっていることがあります。指などを通してうまく表示されるのかを確認してから、つかうといいですね。
そして最も大事なのがセンサーの位置を生徒につたておくこと。計測の仕組みも併せて教えておかないと、なぜ速度がうまく測定できないのかが、生徒は分からずに何度も同じミスを繰り返してしまいます。よくあるのは片方のセンサーしか通らないために、エラーの表示が出ていしまうというパターンです。
教師にとっては当たり前のビースピですが、意外にこれらの点で時間がとられてしまう道具でもあります。
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