実験の目的について

ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。 

今年の3月に東京書籍でセミナーを行いました。その様子はこちらにまとめております。そのときに、はじめに登壇された川角先生のお話の中で、このようなことをおっしゃっていました。

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高校の授業における物理実験において、〜の法則(原理)の検証をするような実験にしてはいけない。実験は、傾向や関係性を見出すもので、その見出したものから、気が付いたり、考えたりすることが大切である。

例えば仕事についての実験では、道具を使った実験をやってみると、力と移動距離の積が大体同じ値になるのではと気づける。そこで、力と移動距離の積(力と変位の内積)に意味があるものと考え、これを仕事と呼び、道具を使っても仕事は変化しないという仕事の原理を認めて、今後の話を進めようという流れで、NHKTV物理講座は展開した。

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実際にNHKの川角先生のテレビ番組をネットでもみれたので拝見させていただくと、実験を通して一歩ずつ理解を深めていくような構成になっていてとても勉強になりました。

みなさんはどのような動機づけで実験を行っていますか?月曜日には運動量保存に関する実験を行います。実験プリントも毎年少しずつ作り変えてみています。

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。