生徒を「主体的に」変える一工夫!東京書籍の新教育課程理科セミナーの講演

ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。 

東京書籍の新教育課程理科セミナー

平成31年3月3日(日) 13:00~17:10、東京書籍のセミナー「新教育課程理科セミナー(物理・化学)」のセミナーで講演を行いました。定員80名を超えたとのことで部屋を90名収容できるところに部屋を変えたそうです。そして当日はあいにくの雨だったのですが、欠席が非常に少なく熱気あふれる会場になりました。

物理・化学となると男性の先生が多いですね。参加者は物理・化学の先生方88名です。

私が話をしたのが、2番めで、川角先生と藤井先生に挟まれていたために、少し緊張をしていました。

当日のプログラム

13:00~14:30 「新しい時代の理科教育―探究する力の醸成」(仮題)
川角 博 先生 (福井県教育総合研究所 / NHK高校講座物理基礎講師 )

14:40~15:30「明日から役立つ!主体的・協動的な学びを促す実験への一工夫 」
桑子 研 先生 (共立女子中学高等学校/(著)大人のための高校物理復習帳(講談社)他)

15:40~17:10 「国際単位系(SI)の定義改定が拓く新しい計測技術」(仮題)
藤井 賢一 先生 (国立研究開発法人産業技術総合研究所/計量標準総合センター
工学計測標準研究部門 首席研究員)

 私は時間からみてもわかるように、実践報告を行い、現場の先生の具体的なお役にたてるような内容の発表をしなければとおもい準備をしました。

講演の様子

現場の先生にも手を動かして参加をしていただきたいとお思い、一人一つワークを行ってみたり、交流する場をつくり、話題提供をして人と人とをつなげるということに注力をしてみました。取れた時間は10分間だったのですが、非常に盛り上がっているようでした。

話し合っているときの様子です。

参加者の感想

東京書籍が行ったアンケート結果が届きました。その感想の一部を紹介します。※ アンケート回答数 80(参加者88名)回答率90.9%

・ストーリーをつくることで生徒も参加しやすくなると思いました。

・現場のことを意識した内容だったと思います。

・体験もあり,楽しく学べた。

・物語からの授業スタート,とても興味深いと思いました。

・簡単なことで生徒が変わる効果がよく分かる工夫をされていると感じました。早速取り入れてみたいと思います。タブレットをさくさく使っての発表も参考になると思いました。

・同じ群馬出身ということ,人柄からも感じられますが親しみやすい雰囲気を持った方で話を聴きやすかったです。社会問題を考える機会を授業に組み込むのは面白いなと思いました。

・すぐにマネしたい内容でした。忙しくてもいろいろ工夫されていることに頭が下がります。

・中略…モヤモヤを残す実験を行うことは目からウロコでお勉強させていただきました。ありがとうございました。

・実際に現場で実践されている取り組みを知ることができて大変勉強になりました。ぜひ参考にさせていただきたいです。

・中略…席が近い先生方と話すことができたことも有意義な時間でした。

・生徒の学習意欲向上や動機付けのヒントになる材料が多々ありました。自分なりに参考にさせて頂こうと思います。

・単に教科書の内容を教えるのではなく,物理の内容が社会にどのように関わっているのかを示している。… 以下略

・参加していて楽しい講演だった。アヒルのレクやストーリーを立てた実験導入,討論など,やってみたいと思う取り組みが多く,刺激になった。ロールプレイなども積極的に試してみたい。授業に対する考え方も非常に共感できた。

・実践例と自己紹介や色々な道具を利用して50分間を組み立てて頂き,とても楽しく,実験のStepなどとても参考になりました。

・どのように実際に授業を行っているかの話が聞くことができたのでよかったと思います。学校にもどってできることが聞け,自分の学校でもできる授業のヒントをいただいたと思います。

・生徒へのはたらきかけなど,たくさんのアイデアをいただきました。ありがとうございます!アヒルワークもやってみます!

・理科の実験に限らず「考え方」という点で実施しているところに良さを感じました。実験のあり方も考え方一つで工夫できると感じました。

・理科の知識展開にとどまらず,生徒の活動に注目した授業構成について知ることができました。専門知識を教えるだけが授業の目的ではないことを改めて実感しました。

・進度を意識した授業ばかりになっており,あまり実験をする機会もなく,やり方もわからない状態であったため,非常に参考になる内容ばかりでした。

・アヒル,面白かったです。私もやってみようと思いました。長いこと教員をやっていて,生徒が生き生きするという視点は忘れてました。大変参考になりました。授業にストーリーがあるのは良いですね。

・生徒をアクティブにする様々なしかけに興味がわきました。ちょっとした工夫で生徒が大きく変わるという話は目からウロコでした。

2020年の新入試に向けて,主体的に考えたり取り組んだりする姿勢がますます求められてきているので,今回の実践例は大変参考になりました。ありがとうございました。私の学校でも理科の知識だけではなく,社会のつながりや実用的な営みとの連動性の中で理科への関心を広げられたらと思います。

・目が覚めました。

・実際に行われているものが手に取れ,考え方やアイデアの参考になりました。

もったいないご感想ありがとうございました。今後のモチベーションになります。

講演を終えて

前後にあった川角先生のお話を、特等席(講師席)で90分もお聞きすることができたり、また藤井先生のkgの定義のお話など、私自身も大きな学びになった一日でした。参加されたみなさんと、またどこかでお会いできることを楽しみにしております。

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。