プログラミングは自分を表現する一つの方法!変革を起こす

ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。 

最近Scratchによる教材開発を行っていますが、はじめに学び始めたときには、「わくわくプログラミング2」という小学生向けのスクラッチプログラミグの本がとても参考になりました。

その本の最後に小学生に向けて書いたとは思えない文章がついていて、それが参考になったので今日は紹介します。プログラミング教育とは?ということについてのことなのですが、プログラミング教育は本来、学位取得や就職へつながる力となるから大切だということではないという指摘です。

ドップラー効果のプログラム例

 プログラミングは自分を表現する手段の一つであり、自分の考えを整理して、表現し、そしてシェアするための1つの手段だというのです。

いろいろな教室で行われているプログラミングでゲームを作る、という表層的なことだけを教えるということは、「自分の物語を書くための機会を与えず、ただ文法や句読点を教えるだけの作文教室を提供するようなもの」だと指摘しています。

プログラミングをはじめると、これまでとは異なる視点で考えられるようになり、自分をもう一度再想像し、成長できるようになる。そういった意味でプログラミングを学ぶということは、

「人生に真の変革を引き起こす」

ということだと書かれていました。

実際に自分でも現時点で20ほどの教材を作ってみて、「このような表現をするには、どのようにするといいのだろうか?」ということを、電車の中で思い巡らせたり、また画面上でのユーザーの操作性について、ボタンの配置場所や音をどうだしたら心地がいいのか?また誰かに説明をするときには、要素分解をしてどのように伝えればいいのか?をプログラミング的な考え方を利用して考えてみたりするようになっていました。

ボタンの配置、音にこだわったモンキーハンティング

 大学・大学院では研究で主にプログラミングをしていましたが、スクラッチを使いはじめてからは、より広く使えるものを開発することを主眼に置いていていることも大きく影響を与えています。

そしてプログラミングを学ぶ前の自分のことがよくわからなくなっていたりもしていることから、変革が実際に起こっているのだなということを文章を読んで感じました。

内外でプログラミング教室を開催をしようと今年は決めていますが、そのような出会いの提供を考えながら、講座等を組んでいければなと思っています。

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。