振り返りに役立った中学化学動画教材(その2)

ケン博士
 年末にせまり、大きなイベントが終わり忙しい日々も少し落ち着いてきました。あとは冬季講習。みなさんはいかがおすごしですか?サイエンストレーナーの桑子研です。

中2の化学分野をはじめて担当することになり、予習もさることながら、限られた時間の中で、どの実験をやり、どの実験を演示にするのか、また実験の振り返りをどうするか?など、組み立てに苦労をしながら準備をしていました。

そんな中、役に立ったのが動画教材でした。前回に引き続き、実際の授業の中で中学理科分野で役に立った動画について紹介します。

二酸化炭素の中で反応するマグネシウム

こちらは二酸化炭素とマグネシウムの燃焼反応についての動画です。

次のような反応が起こり、二酸化炭素から

2Mg+CO2→2MgO+C

酸素を奪い取るというのが面白いところ。線香の火など、通常は二酸化炭素の中で火は消えてしまうのに、むしろ「燃える」。わかっていてもフシギですよね。生徒も見せたときは感動をしているようでしたが、高校生の男女が実験をして最後のほうで笑いあっている姿をみて「リアジュ~」だとか騒いでいる生徒もいました(^^;)。

途中で切って、最後まで見せないほうがいいのかもしれません。

水素の燃焼

水素の燃焼実験に関しては、授業で見せた演示のものをビデオ撮影していたので、自前のこちらを使いました。

自分で編集をできるのでスローモーションにすることなど、いろいろとやってみました。撮影したものはiPadです。ここまでタブレットできれいに撮影できるのかと驚きました。

鉄と硫黄の化合

実験で行ったことの振り返りとして使いました。ぼくが撮影をしたものもあったのですが、カメラの寄り方が悪かったので、うまく示せず、探してこちらを活用しました。

映像がアップでとれていて、左側からゆっくりと反応が起こっていく様子がわかりやすい動画ですね。見せたときに生徒としては思い出すことができたようです。においなども出る実験であったため、「あのくさいやつね!」などといっていました。女の子はにおいに敏感なようです。

銅と硫黄の化合

マグネシウムの燃焼実験

マグネシウムの色、または燃焼後の酸化マグネシウムの色を見せるときに何度か活用しました。

マグネシウムは日常で見る機会が普通はないので、色を確認するのにはじめにアップになっているところが良いと思います。また反応後に酸化物が白になるのも、中学で出てくる他の酸化物とは異なっているので、見せておくと記憶としても残りやすかったように思います。

以上です。みなさんはどのようなものを見せていますか?良い教材があったらぜひ教えてください。

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。