授業が変わる!グラフソフトとプロジェクターをつなげてみよう
大学では数式をおいながら、物理の本を読んでいましたが、
グラフの様子が頭に浮かばないときに活用していたのが、表計算ソフトエクセルでした。
エクセルで数式を入力してデータを作成し、
それらをもとにグラフに描き、その様子を見ていくという作業です。
とくにlogなどの微積分の関係などを見て行く時に重宝をしていました。
大学院では統計解析言語Rを研究に使っていたのですが、
Rだと綺麗なグラフが瞬時にかけるので、とても気に入っていました。
そしてあるとき、Macの標準ソフトに「Grapher」というソフトが
入っていることを発見しました。
このソフトがすばらしい。
数式を入れるだけで、ポンポングラフで表示できるのです。
これはエクセルの10倍楽、Rの2倍楽です。
こちらの動画を御覧ください。
さっとグラフを描いたり、
振幅を変えたり、
2つの波を重ねあわせたり(うなり)、
一歩引いてみたり
などなど。
さらには3次元グラフなんかも数式を入れるだけで書けるのですね。
ですから、うなりの様子、荷電粒子の作る電場の様子、波の式のy−x−tグラフ、螺旋運動、などなど、いろいろなものを数式から描くことができるのです。
それを知ってからというもの、授業でも使うようになりました。
紹介した動画はうなりの授業の様子ですが、数式を求めた後、実際にその数式が何を
意味しているのかが、プロジェクターにつないで全員で確認することが瞬時にできます。
グラフソフトにはその他にもいろいろなものがあります。
widowsではGraph Touchなどのソフトを使えばいいと思います。
(使い勝手はGrapherを超えるものは今まで見つけられていませんが)
ぜひ生徒のみなさんもグラフソフトを使いながら、勉強をしたり、
また教員の方はグラフソフトとプロジェクタを接続してみてください。
生徒全員になくても、プロジェクタに接続すれば、数式とグラフの関係を
すぐに見せることができます!超おすすめです(^^)
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PS
食わず嫌いだったのですが、ベストセラーになっているアドラー心理学の本
「嫌われる勇気」を読みました。
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タイトルから勝手に、「嫌われてもいいから自分の自由に生きろ!」みたいな、
身勝手な本かと思っていましたが、そうではありませんでした。
生徒に話をするときにも、非常に役立つ内容だと思います。
自分にグサグサと刺さり、言い訳をすることができなくなるという
恐ろしい本ですが、前にむかって進む勇気をもらえます。
アドラーという人を知らなかったので、今まで知らないことが恥ずかしくなりました。
そういえば教員採用試験の教育心理でも、ユングやフロイトはでてくるのに、
アドラーは見なかったなぁ。なんて思っていましたが、出てきていたのかな?
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