お弁当の容器がプラ板キーホルダーに変身(プラスチックの性質)
今日は「第5回科学あそび指導者養成セミナー」に参加してきました。このセミナーは、第5回とついていますが、ぼくははいじめての参加です。講師はNSAでお馴染みの小森栄治先生でした。
面白そうだなと思い、申し込むと先生の研究室への宿泊をしての参加となり、貴重な経験をすることができました。
今回教えていただいた実験は、どれも先生が幼稚園や小学校での科学実験遊びについて、その方法や注意点、楽しく遊ぶためのコツなどの紹介です。
一見、高校理科とは関係ないように見えますが、そのどれもが教える上で参考になりました。
とくにおもしろかったのが、プラ板の変わりに、お弁当を入れる容器を使ってキーホルダを作るというものです。
それでは紹介しましょう!
科学のレシピ
用意するもの:
お弁当の容器(ポリスチレン製のもの(PS6というマークがついていることがある))、トースター、油性ペン、クッキングシート(またはアルミホイル)、板2枚、割り箸
使うのはPS6というマークのは入ったプラスチック容器で、ポリスチレンという素材です。ポリスチレンはもともと型で圧縮して加工しているもので、一度溶かすとまた元の板状に戻る性質があるそうです。
手順:
① お弁当の容器に、イラストを書きます。
② クッキングシートの上にのせて、トースターにいれます。アルミホイルでも可能です。
③ 形が変形して小さくなり落ち着いたら、割り箸で取り出します。
④ 温かいうちに、2枚の板の間にいれて、プレスします。
⑤ 完成!
プラ板はぼくは幼稚園の頃に大ハマリで、ドラゴンボールのキャラクターをたくさん作っていました。そんな知っているはずのプラ板でしたが、それがお弁当の容器から作れるということに驚きました。トースターで暖められている様子をみると、うねうねと変化していき、苦しんでいるように見え、目が釘付けになります。園児はたしかに楽しめそうですね。
プラスチックの性質についても、学ぶきっかけとなります。高校生でも楽しめると思います。というか、参加している教員のみなさんは、みんな何度も繰り返しやっていました(^^) ぜひご家庭でも試してみてください!
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