モル計算で迷子にならない!簡単フローチャートでスッキリ解決!
モル計算でつまずいたこと、ありませんか?
高校に入ってはじめての化学で躓くのが「モル計算」です。計算に困っている生徒って、意外と多いんですよね。化学を学び始めて最初に出会うこの「モル計算」でつまずくと、その後もなんとなく化学が苦手…という気持ちになりやすいもの。でも、実はこのモル計算、「コツ」さえつかめばそこまで難しくありません。化学の基本って、モルを使って質量、体積、個数なんかを考えていくところから始まります。そこで、僕が大学時代に使っていた「流れ図」をご紹介します。これを片手に問題集をちょっと進めてみると、「あ、こういうことか!」とスムーズに解けるかもしれません。
モル計算の「流れ図」を活用してみよう
この図を使うと、例えば「質量(g)」「体積(L)」「個数」が問題で与えられたとき、まずそれを一旦モルに変換してから、それぞれ求めたい単位に置き換えることができます。こんなふうに流れを追うことで、自然と計算が進んでいくのです。
例題:気体の水(水蒸気)36gは体積にすると何リットル?
この問題を「流れ図」に当てはめて解いてみましょう!
1.ステップ1→2:まず、与えられた36gの水をモルに変換します。
水(H₂O)の分子量は、Hが2つ(1+1)とOが1つ(16)で、全部で18ですね。つまり、36g ÷ 18 = 2モル。
2.ステップ2→3:次に、気体1モルあたりの標準状態での体積が22.4Lなので、2モル × 22.4L = 44.8L。
この流れに慣れてくると、どんな問題でも一度「モルを通す」のがポイントだってことが分かってきます。この流れ図が手元にあれば、どんな単位の変換もラクラクできちゃいますよ!困ったときには、ぜひこの流れ図を試してみてくださいね!