予想付き!おさえたいセンター物理2016のポイント

  • X

6bf862a00462fac02aa702c8adf324fb_s

 今年も挑戦をする予定の、センター試験を当日解説する企画!

5aee3cbac0cebdac630e8c708a073e49_s

 今日は、昨年度からはじまった新過程の物理(発展)についてのアドバイスを書きたいと思います。

→ 解説を書きました! 平成28年1月18日

物理(発展)

[blogcard url=”https://phys-edu.net/wp/?p=23799″]

物理基礎

[blogcard url=”https://phys-edu.net/wp/?p=23798″]

昨年度は解いてみたあと次のような感想を持ちました。太字は今年重要となると、考えているところにつけました。

幅広い出題で、広く薄く出されたという感じを受けました。
また難易度としては、ダイオードが出てきて驚いた受験生も多かったかもしれません。

新課程のはじめだということで、簡単になることを予想していましたが、
思ったよりも簡単ではなかったように思います。

ちょっと以外だったのが、フレミング左手の法則や右ねじの法則がでてこなかったことです。
物理基礎にも出てきませんでした。またコンデンサー回路の定番なもの(昨年提示された問題例でも示されていました)これも出ませんでした

教科書のつながりという面で考えると、今までのセンター試験らしい問題もみられました。
問1では波の性質を問われており、教科書をよく読んだり、現象が頭に入っていれば
解けるような問題がみられました。またそれぞれの問題のパターン的なものが解けるという能力よりも

公式を導出する途中のような問題、第3問の屈折のものや、原子分野の量子条件など、
そういった内容理解に関する問題が見られることも、教科書の内容に即していると思いますし、しっかりと教科書を読み込んだ生徒が解けるような問題であったと感じています。

旧課程の物理1と比べると、計算に時間のかかるもの、じっくり取り組む問題というのは減っています。そういった面でも広く薄くの出題になっていますね。

解き直した結果より

意外と「出なかった」という問題がありましたが、今年は逆に注意が必要で、出るかもしれません。

センター試験については、物理の新課程のテストが昨年からはじまっています。物理と物理基礎の2科目の選択が可能ですが、理系大学を受験する生徒は普通「物理」をとりますね。

昨年のセンター物理を見てみると、大問6問構成になっています。こちらに昨年解いたものをまとめたので、そちらを御覧ください。

第1~4問までが必ず解く問題、第5問(熱力学)と第6問(原子)は選択問題になっていました。前のセンター物理Ⅰでは選択がなかったので、選択が増えたこともありますが、問題が増えています。

また選択に原子が予想通り入ってきましたが、今後も原子が選択に入るとは限らないので注意は必要です。もしかしたら、熱力学と波動の組み合わせもなくは無いと思います。

私の予想としては、原子は今年も選択に入ってきて、波動か熱がもう一つの選択になると思っています。

ただし今後原子が必ず解く問題として出題されるかもしれません。

個々の状況にもよりますが、力学・電磁気学を中心としつつも、手が回るようであれば原子まで復習をしておきましょう。また昨年でた原子の問題は、熱力学に比べて簡単であったということもあります。原子分野まで手が回っていない生徒が多いと予想したのか、簡単にしてきたのかなと思います。

原子はもしかしたら、また狙い目になるかもしれませんね。

センター対策としては、昨年より前の「物理Ⅰ」という科目にも挑戦をすると思いますが、レベル的には物理Ⅰのほうが、範囲が絞られていたことによりレベルは高く、新課程の物理は広く薄く出題される傾向にあります。

ですから物理Ⅰを解いて点数が低くても、落ち込む必要はありません。

それよりも正誤問題は、全ての選択肢について、どこがどう違うのかを確認しておきましょう。またまだ新課程の実績がたまっていないため、予想問題集は必ず買って解いておきましょう。

[amazonjs asin=”4796161597″ locale=”JP” title=”大学入試センター試験実戦問題集物理 2016 (大学入試完全対策シリーズ)”]

予想問題を解くときに大切にしたいのが、時間配分です。60分という時間を均等に割り当てるのではなく、第1問に出てくる小問集合については、わからなかったら一定時間をかけたら次へ飛ばしていき、後で戻ってくるなどの工夫を個々人が考えておく必要があります。

最後の5分〜10分は見直しに使えるように、自分にあった時間配分を事前に考えておきましょう。その時間を考えながら問題を解いていきます。

センターは非常に良い問題です。計算が少なく、本質をついてくるような、実験をよくやっていると解けるような問題が多数出題されます。

ぜひトレーニングを5年分くらい積んでから、本番に望んでくださいね。また私立学校の個別入試を中心に受験を考えている人は、センター対策の時間はあまりかけないほうが良いと思います。個別の問題の練習をぜひ行ってください。

自分の志望にあった受験プランをたてていきましょう。

PS

在校生のみなさんは、いつでも質問にきてくださいね(^^)

また上記のパスワードつきのページの教材も活用してみてください!

物理基礎での受験を考えている生徒は、私が物理基礎用に参考書および問題集をかいているので、
もしよかったら使ってみてくださいね(立ち読みをして合うかどうかを確認してください)。

参考書

[amazonjs asin=”405304118X” locale=”JP” title=”きめる!センター物理基礎【新課程対応版】 (きめる!センターシリーズ)”]

問題集

[amazonjs asin=”457824363X” locale=”JP” title=”高校やさしくわかりやすい 物理基礎”]

ニュースレター

・ニュースレターはブログでは載せられない情報を配信しています。

[subscribe2]