部屋の中に虹を作ろう!100円でできるお手軽実験
今日は超簡単に虹を作る実験を紹介します。
外で虹を作り出すのは、そんなに難しいことではありません。太陽に背中を向けて、水道ホースなどで水しぶきを空中に巻き上げると、太陽光が水滴に反射をして、虹を観察することができます。
これが感動的なのですが、授業中に、外にでて虹をつくってみよう!というわけにはなかなかいきませんし、(一度やってみたことはあるのですが、虹を見たあとに授業に戻るのに時間がかかりました汗)
天気もありますから、いつも見せることができるわけではありません。そこで今回はペットボトルをつかって虹を見る実験を紹介します。
科学のレシピ
用意するもの:1.5Lの丸型ペットボトル、白色ライト(LEDを使用しました)
1 三ツ矢サイダーなどの丸型ペットボトルに水を入れます。
2 部屋を暗くしましょう。ペットボトルにライトの光をあてて、ペットボトルの中で反射された光を壁にあてます。壁に背をむけて、ライトをペットボトルにあててください。すると、反射した光が壁に写ります。
3 ライトの角度を少しずつ変えながら光を観察しましょう。たしかに虹ができているのがわかります。
次の写真のような虹が観察できます。
この方法なら、1班に1つ用意するだけで、虹を簡単に見ることができるのでおすすめです。しかも実物でやると、この写真よりも綺麗に見えて感動的です。すぐに授業に戻ることもできるから、おすすめ。ライトは次の100円ショップのライトを買いました。
上が今回使ったもの、下が他の実験で買ったもの。
今までは下のライトをつかっていたのですが、上のライトのほうがきれいにみえました。光量が強いようです。はじめからこっちにしておけばよかった!がっかり(^_^;)
虹は光の分散を説明するときに必須の実験です。楽しめるだけではなくて、この実験をきっかけに、理科に誘い込むことができます。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。次の図はペットボトルの断面にはいった光の様子を表しています。
赤の光は紫の光に比べて曲がりにくいため、赤が外側にきます。また紫の光は曲がりやすいため、紫は手前にきます。このような屈折率の違いにより、虹色の模様が出来上がります。
小学生から楽しめるのに、なかなか奥の深い実験ですね。みなさんは光波の範囲ではどのような実験を見せていますか?ぜひ教えて下さい!次はペットボトルに夕日を作ってみましょう!
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