アルミ箔はどっちにうごく?右手と左手を使いこなそう!
右ねじの法則とフレミング左手の法則を使うことができますか?
さて、今日は次のような問題に挑戦してみましょう!
センター試験にも同じような問題がでたことがあるんです!
腕だめしに挑戦してみてください!
幅が狭くて長いアルミ箔をU字に曲げてつるします。ここに電流Iを図のように流しました。2本のアルミ箔の間隔をLとします。このとき点Pは、単位長さあたりどのような向きにどんな大きさの力を受けますか。ただし透磁率をμとします。
解答・解説
まず左側のアルミ箔に流れる電流が作る磁場を、右手をつかって考えてみましょう。次のような回転方向に磁場ができます。
この導線が作る磁場は、直線電流が作る磁場の公式から、
H = I/2πL
となります。
次にこの磁場が右側の導線に次のように貫くので、
フレミング左手の法則を使って考えると、
上から見ると、
このような向きに力を受けます。このとき導線が磁場から受ける力は、
F = LIB
より、
F = 1×I×μH = μI^2/2πL
となります。
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