直前に伝授!センター試験直前の対策と3つのアドバイス

ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。

平成30年度の大学入試センター試験が、平成30年1月13日(土)・14日(日)の2日間に渡って行われます。日程も近づいてきて、緊張をしている生徒も多いのではないのでしょうか。

最近、そんな受験生から数件問い合わせが入っています。その内容は、基本的なことはわかっているが、どうも点数が伸びないというものです。点数が伸びないとどうしても焦ってしまうと思うのですが、そんなときは以下の対策をおすすめしています。

実際に教室で目の前で教えている生徒に対しても、同じようなアドバイスをしています。人によってそれぞれかとは思いますが、一つの参考に試してみて下さい。

焦らないような対策を

センター物理は過去問題をみるとわかるように、あまり深い質問は実際の試験では出題されていません。過去3年分がそうだったので、今年も傾向としては大きくは変わらないはずです。予想問題集を解いていると、現段階でなかなか得点が伸びていかないということもあるかと思いますが、基本的には予想問題集や模試の問題は実際のセンター試験よりも難しいことがほとんどです。例えば予想問題集で6割くらいの点数がとれていれば、本番では8割くらいの点数をとることができる実力があります。ですのであまり焦って新しい問題集に耐えを出したりする必要はありません。

その上で3つのアドバイスをするとすれば…

1 時間配分を決めておこう

焦らないで!といっても、焦るのがセンター試験。人生がかかっているという人も多いはずですよね。物理はとくに当たりハズレが多いと見られており、他分野の人からみると一種の博打的なみられかたもします。

ですが、現在のセンター試験は広く薄く出題される傾向が続いており、勉強した分だけ得点が伸びるというのが実情です。ですから、すべての問題に目を通すことができるかどうかが、とっても大切です。

そのために、時間配分を決めてほしいと思います。

過去問は問題のレベルを知るために使う他に、時間配分を考えるために使うというのが良い使い方です。これは過去問を解くことで時間配分を考えられるので、過去問をときながら、見直しのための残り時間が3〜5分とれるようなペースで配分を考えて下さい(物理基礎は3分程度、物理は5分程度はあまらせられるように)。大問1問あたりにどれだけ時間をかけられるかをあらかんじめ考えて計算をして、試験の前までに自分の時間を決めてしまいましょう。

大問1問当たりにあてる時間さえ決まれば、時間内に終わらなかったらどうしようと焦る気持ちが抑えられます。もし見当もつかなければ、参考になるのは予想問題集の表紙にかいてある大問1問あたりの時間配分です。予想問題集では大問1問あたりの時間がかかれているものがありますが、そこから−1〜2分でたててみてください。

ちなみに過去問は「科学のネタ帳」で当日解いて、当日解説するということを5年位行っています。新課程になってからの3年分の解説は以下の通りまとめていますので、もしわからない問題等があれば参考にどうぞ。今年も当日解いて公開しようと思っています。

2017物理 2017物理基礎
2016物理 2016物理基礎
2015物理 2015物理基礎

2 予想問題集で時間配分通りにとく練習をしよう

予想問題集をかってきて、3〜5回分を時間通りに解いておきましょう。予想問題集は少し難し目につくられているので、得点はあまり大きく伸びないのが特徴です。得点は目安として、あまり気にしないことが大切です。それよりも「1」で作った時間配分どおり解けるかどうかをチェックしてみてください。時間がたりない場合もあるかと思いますが、決めた時間がきたら、できなかった問題に星マークなどをつけて、適当な選択肢をとりあえずマークして(マークズレ防止のため※)次の大問に進みます。

※ マークずれは致命的なので、問題を飛ばすときは好きな番号をあらかんじめ決めておくことをおすすめします。ぼくは「3」をとりあえずマークして先に進むようにしています。

 全部終わったら、時間がなくて解けなかった問題に余分に取った5分などを当てます。制限時間がきたら、ペンの色を変えるなどをして、まだ解答をみないで、時間をかけて星のついた問題に挑戦をします。

ここまでで制限時間内に挑戦をしてみた時間に対して、適切ではないと思ったら時間配分をちょっと変えるなどマイナーチェンジをしておきます。本番についても同じようにやれば、時間の都合上「あまり見れないでマークをしてしまう問題」というものは確実になくなりますので、焦らずに安心をして問題に向かうことができます。

 また予想問題を通してわからなかった問題が宝物。解答をみながらその問題の理解できない部分を詰めましょう(最近の問題集の解説はかなり丁寧にかかれているものが多いです)。もし解説を読んでわからない場合には、他の人に聞くなり、誰かを頼るべきです。とくに波動は解説でわからない場合が多いと思います。とことん先生等の他者を使いましょう。

3 プレテストにも目を通しておくといいかも。

新入試となる、センタープレテストか公開されています。新しい入試では実験のデータ読み取り問題なども出題されています。今回の入試とは直接関係がありませんが、もしかしたら新テストへの以降を視野に、少し変わった問題が1問など入ってくる可能性もあります。プレテストは難しくできているので解くというより、目を通しておくと当日1問程度でてきたとしても慌てないはずです。おすすめは新しい傾向になっている第2問と第3問です。

解説がないので、ぼくが書きましたのでもしよければ参考にしてみてください。こちらです。

難易度アップ!センターに変わる新入試のプレテスト問題を解く!

いろいろ書きましたが、センターにあまり振り回されないことも大切

以上です。わかっていることばかりかとは思いますが、新たな参考書などを買うとか、他に手を伸ばさずに、今ある教材を使いましょう。またあまりセンター対策にのめり込み過ぎないことも大切です。本番は個別入試という人も多いでしょうから、「たかがセンター程度」という気持ちで、時間配分だけきめて、5年分くらいやったらもう別の勉強をしてもいいのではないかと思います。

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。