力の合成は「実験×作図」で決まる!平行四辺形の法則を体感せよ!(スライドあり)
【実験授業で活用】平行四辺形の法則をわかりやすく伝えるスライドとプリント
力の合成を扱うとき、生徒につまずきがちなポイントの一つが「角度のある2力の合成」。この内容は、理解がふわっとしてしまいがちです。だからこそ実験での実感と作図での理解をつなげることが大切です。
ただしこの実験、手順がちょっと複雑。教室で説明しながら進めようとすると、どうしても説明が追いつかなかったり、バラバラな理解で進んでしまったりしがちです。そこで、丁寧に段階を踏んで実験と作図をつなげるためのGoogleSlideを作りました。
実験の目的:
角度のある2力が物体にどのような合力を与えるのかを、実際に観察しながら理解する。
実験のポイント:
• 丁寧に指導しないと、生徒が「力の大きさや向きの違い」に気づきにくい
• 実験結果が合力の予想とズレやすい(だからこそ実験で確かめる意味がある)
• 実験後は作図練習を挟むことで、理論と体験を結びつけられる
なお経験則なので生徒に必ずやらせたい実験の一つです。
こちらのGoogleSlideをご利用ください(コピーして学校に合わせて使うと良いと思います)。スライドの内容をざっと紹介します(スライドの中はより丁寧に説明しています)。またプリントも用意しまいたので、ご利用ください。
また実験後に作図練習をやらせると思いますので、その練習プリントもこちらに掲載します。
実際に生徒が作図をしたものを並べたのがこちらです。
どんな規則性が見つかりそうでしょうか。生徒が平行四辺形の法則にもし気がついたら、その後、平行四辺形の法則に従って平行四辺形を書いていきます(ペンの色を変えるなどして)。
#力の合成 #力の分解 #平行四辺形の法則
なお、こちらのスライドは力の分解に関するものです。
繰り返しになりますが、この「角度のある2力の合成」は、経験則として絶対にやらせたいおすすめの実験です。見て、測って、描いて、確かめる——生徒の理解がぐっと深まる瞬間がきっとあります。
ぜひスライドやプリントをご活用ください!
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