お弁当箱の中に乾電池!ワクワク電気回路実験

お弁当型ブラックボックス

先日オープンキャンパスが学校で開かれました。私学の多くはオープンキャンパスを実施しており、学校を知ってもらう機会の一つとしています。様々な授業を教員が行ったり、部活動体験を生徒が運営したりしています。

私ももちろん理科実験が好きなので毎年やっていましたが、昨年から広報部として、オープンキャンパスと裏側で支える仕事になりました。そのため理科の授業をしたいのですが、行うことができずにいます。

そのこともあり、同僚のI先生にいろいろなアイデアを出してもらって理科実験をやってもらっています。そのI先生が面白いものを作りました。それかこちらのお弁当箱です。

 

お弁当箱の中には電池、豆電球、導線が配線されています。これらはそれぞれお弁当箱の周りにつけられた、6つの端子につながっています。このお弁当箱に蓋をして、中が見えない状態にしてから子供に渡します。

そしてこの箱に、電池と豆電球が直列になった回路を別に渡して、いろいろな端子につけてみたときに、その豆電球がどのような様子で光るのか、または光らないのかを試していき、中身の構造を考えていくゲーム性のある実験です。

いわゆるブラックボックスですね。

このゲームの面白いところは、条件を満たすように回路図を書いても、実際に開けてみると少し異なった答えになっていることがよくあるということです。実はこの弁当箱ブラックボックスは、複数回答が出るように作られていると言うことに作ったあとに気が付きました

相談を受けたのですが、ぼくはこちらのほうが面白いと思っています。いまある理科の法則などもたまたま今までは反例がでていないだけであって、更新されることもあるからです。観測機器がいまのものしかなかったら、構造としてたどり着ける答えは複数あったほうが面白いと思ったし、答えが一つではないものに挑戦する機会を小学生に与えたほうが、今後の理科教育にとっても良いのではないかと思いました。

実際にやってみると、結果として違っていた回路を想像した児童が多くいましたが、フォローを加えたので子供も楽しそうでした。

かんたんに作れるしバリエーションも自由なので、もしよかったら作ってみてください(^^)

また明日の21日(金)の19時から教員向けの理科実験講座、NSAの波動講座①が行われます。もしご都合があえばお会いしましょう。

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。