「ひとつ買ったら、ひとつ捨てる」はダメ

物理室の器具の片付け、クラスの業務の片付け、テストの採点…。
みなさんは仕事の整理や片付けをどうしていますか?

「トヨタ式に学べ」という片付けの記事を読んでいました。
http://toyokeizai.net/articles/-/166392?page=2

教員は毎日たくさんの整理や片付け作業をしているので、参考になると思ったからです。記事を読んで最も参考になったのは、

「ひとつ買ったら、ひとつ捨てる」ではなく、「ひとつ捨てたら、ひとつ買う」ということ。

この順番が大きな違いだというのです。ああ、たしかにちょっとしたことだけど、大きな違いを生むものなのかな〜と実感を持って感じました。

上記の言葉は「=」とみれば、同じことのように見えてしまうけれど、この順番が人間の心理的に大きな差となるのでしょうね。先に捨てさえすれば、買うときにやっぱいらないかな…となることも多くありそう。

「行動」と「行動」のひっくりかえりではないのですが、これと同じようなものに「考えてから、はじめる」というのと「はじめてから、考える」は同じように見えて大きな違いがありますよね。

「とにかくはいじめてみる」という勉強法も人間の性質の問題がありますよね。手を動かしてはじめてみることによって、思いもよらなかったように物事が進んでいくことや、集中力が発揮されることがよくあります。

まあ、ただただ考えもせずに片付けをはじめて、何度も物理室と職員室を往復することもあるのですけどね…。

順番問題、おもしろい。

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。