裏ワザ発見!iPhoneであることをすると赤外線が見える!

ケン博士
おどろいた。リモコンの光が見えた!サイエンストレーナーの桑子研です。 

赤外線が見えた!

今日は電磁波の一つである目には見えない赤外線を、見ることができる(!?)実験をご紹介します。リモコンのボタンを押すと赤外線という電波が出ているのですが、普通は目には見えない電磁波なので、ボタンを押しても赤外線が出ているということを感じ取ることができません。例え物体にぶつかって反射をしても、通常の可視光線のように(例えばレーザーなどのように)目に見えません。

「人間の目には見えない」ということを活かして、テレビなどのリモコンの送信部にはじゃまにならないように赤外線が利用されています(目には見えない光には紫外線もありますが、赤外線のほうが波長が長くてエネルギーが小さいので安全。より適しています)。

しかしデジタルカメラを向けて、リモコンのボタンを押してみると、デジタルカメラの画面ごしに赤外線を捉えて見えることがあります。世代の古かったiPhoneも、カメラごしに電磁波を見ることができました。

しかし最近のiPhoneはより可視光のみに感度を上げて作られているため(?)か、赤外線が映らなくなり、理科好きとしては非常に残念でした。

スクリーンショット 2016-02-24 15.20.29

光らない〜!

他のスマホでもいろいろと試したのですが、赤外線が見えないものがほとんどです。しかたがないので教室で実験をするときにはデジタルカメラなどを持ってきて、赤外線を見せる実験をやっていましたが、あることをすることによって、iPhoneでも電磁波を見ることができたのです!実際の映像がこちらです。

どうでしょうか。しっかりと見えていますよね。実はアレをすることが大切なんですね。他のスマホでも試しましたが、やっぱりアレをすると(アレがあるスマホであれば)、見ることができるみたいです。今日はそんな赤外線を見るためのアレ(一工夫)についてご紹介します

科学のレシピ

・用意するもの

リモコン、iPhoneなどのスマートフォン

・方法

① スマホのカメラをフロントカメラ(前のカメラ)に切り替えましょう。フロントカメラとは自分を映し出すカメラです。

<フロントカメラへの切り替え方>

スクリーンショット 2016-02-24 15.20.35

iPhoneの場合は右上のボタンを押します。

スクリーンショット 2016-02-24 15.20.42

これです!

② iPhoneを机の上において、フロントカメラに向かってリモコンの送信部を向けて、適当にリモコンのボタンを押して、その様子をiPhoneの画面ごしに見ます。すると…

光りました!

そう、フロントカメラにすることがポイントだったのです。普通のカメラ(外を向いているカメラ)だとうつりません。

スクリーンショット 2016-02-24 15.20.29

あらら・・・。

繰り返しますが、フロントカメラだと、うつります!

スクリーンショット 2016-02-24 15.20.19

ポチッとな!

スクリーンショット 2016-02-24 15.20.05

写った!

照明のリモコンはもっとよく見えました!

スクリーンショット 2016-02-25 22.22.25

ポチッとな

スクリーンショット 2016-02-25 22.22.34

眩しい〜!これはいいですね!

これに気がついた時、うれしくて飛び上がりそうになりました。これは面白いですよね。赤外線が写るということは、フロントカメラのほうがちょっと質が悪いのでしょうか。詳しくはわかりませんが、昔のiPhoneの通常のカメラと同じ現象が起こります。iPhone以外のスマホでも確認できました。ご自宅でもすぐにできますから、ぜひお試しください。ただしもしかしたら数年度には改善されて、映らなくなっているかもしれません。今がチャンスです

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。