ツルグレン装置を使った微生物の観察(中3生物)
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
ツルグレンソウチで微生物の観察を行いました。スコップで外にある土を掘ってきて、ツルグレン装置で微生物の観察をしてみました。こちらです。
この表にゴミムシを観察することができました。倍率は10倍です。
またツルグレン装置は手作りもできるそうで、実際にこちらを参考にペットボトルで手作りをしてみました。
ペットボトルを3つに切り分けて、
網を乗せるだけです。
微生物があまりみられなかったのですが、コツは土にあるとのことです。
https://www.i-field.jp/tullgren/
スコップで掘って採取するような固い土壌に、土壌動物は極端に少ないので、固い土壌を苦労してスコップで掘って採取すると、抽出される動物が極端に少なくなります。
ツルグレン装置で土壌動物がうまく抽出されないというのは、これが原因です。
そこで、新鮮な落ち葉を除き、細かくなった落ち葉の堆積と、それに触れている土壌の表面まで、つまりスコップで固い土を掘ったりせず、手で採取できる部分までをツルグレン装置に投入し、抽出すると、単位土壌体積あたりに抽出される土壌動物の量も種類も多くなります。これがコツです。
なるほど、柔らかい土を持ってくるのがポイントなのですね。スコップである程度掘ったので、今度は上の様にしてやってみたいと思います。