[教採のルール] 私学適性は必ずしも受けなくてもイイ?

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私学適性を受けないと私学に採用されないの?

そもそも私学適性って何?

教育実習もそろそろ終盤に入ってきたり、
または終わりそうな学生も多いのではないでしょうか。

教員採用試験対策の講師をしたりしていたことから、
教師になりたい!という学生とよくお話をしたり、
メールがきたりして、受け答えをしていると、
公立学校以外目指していない!という人が少なくありません。

もし本気で今年で教師になりたい!
決めたい!

と思うのなら、この1年で勝負をつけるためには、
やはり私立の受験も選択肢として考えたほうが良いと思います。

ただしどうしても地元の県に戻りたいという人は除きます。

私立はたしかに厳しい競争環境におかれているため、
公立のような感じとはまた違います。

また私立といってもいろいろな学校があって、
その学校学校で、ぜんぜん雰囲気が違います。

私立は公立よりも逆に自由な学校が多くあったり、
教師が長くそこにいるためにどくとくの校風があったりと、
面白かったり良い面もたくさんあります。

私も当時は同時に受けていました。
最終的には私立を選んだということからも、
私立の受験も考えてみることをおすすめしたいのです。

また公立なら年1回しかない教員採用試験でも
私立まで含めれば、ぼくが当時そうだったように、
10回以上受けることができます。

10回受けることができるということは、
チャンスが10倍になったということになります。

はっきりって教師の力というものは、受ける時点では大差は無いと思います。

実際にやってみて、バシバシ叩かれて、それで磨かれていく、
伸びていくようなスキルの一種なんですよね。

ですから、まずはどこかの学校に飛び込んでしまう!というのが
ちょっとしたステップであったりします。

私学も考えてみようかな?と思う人は、ぜひ「私学適性」も受けることをおすすめします。

「私学適性」というのは何?という人もいるかもしれませんが、
私学適性とは、超簡単にいえば、採用試験版の「センター試験」のようなものです。

センター試験で良い結果を残すと、センター試験のみで大学に受かったりしますよね。

私学適性を受けると、一人ひとりに教職教諭、専門教養にわかれてランクがつきます。
私学適正はそんな受けて良い結果をだせば、もうある学校に採用!というわけではないのですが、

このランクがよければ、私学の採用試験を受けるときにちょっと有利になったり、
また学校のほうから名簿の上位者に声をかけていったりしますから、受けておくことはメリットになるでしょう。

ただ、センター試験がそうであるように、実は必ずしも受ける必要はないんです。

私学というのは独自に募集をおこなっているので、それらのサイトを常にチェックをして、
単純にその学校が独自で行っている採用試験を受けに行けばいいだけです。

ですから、今すぐに、今日から私学の募集はやっていて、
申し込んで、受けることができるんです。

採用試験でやらされることは、個人面接や模擬授業が主です。
特に大事なのが模擬授業。

授業の様子、実際の生徒への指導の様子をうまく見せることができれば、
受かるチャンスはどの学校でもあります。

また落ちる場合も多くあるのですが、
この落ちる場合については、別に気にする必要がなかったりします。

というのも公立と違って私立の場合は、いくら良い人がきたとしても、
その学校の男女比、また年代の散らばり、その人のこの専門がほしい!など
もともとニーズがあることがあって、受ける前からかなりハンディがあったり、
その逆にアドバンテージがあったりするためです。

ですから、とにかく気にせずに10回くらい受けていけば、
どこかしらひっかかる可能性がでてきます。

ただぼくの専門の物理や社会科などは倍率も相当高くなることが多いので、
覚悟は必要です。出来きたところにまずはどんどん受けまくる、それがぼくのオススメです。

少子化で私立の経営にまで目を光らせる必要がありますが、
それらのデメリットは公立でも同じです。

公立でもいろいろ悲惨な状況を、つとめた友人からきいています。

ということは、結局はどこか適当なところに飛び込むこと、
思い切ってやってみること、それが大切なのではないでしょうか。

公立しか考えていない人は、私学も目指してみてはいかがでしょう?
受けたことで後悔には絶対に思いません。選択肢を広げてみましょう。

教採の勉強法、教員採用情報の探し方・私学適性の勉強の仕方、などはこちらにまとめましたので、
ご参考までに。

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