教採の参考書を5冊に厳選!対策講座に通わないで合格を決める方法

ケン博士
こんにちわ。理科教師の桑子です。教員になりたいなと思っている方いませんか?
教師になりたいけど、競争率も高いし、勉強法もわからないし。
ケン博士
今日はそんな人のために、お金をかけずに教員採用試験を突破する方法について、実体験をふまえてご紹介します。学生時代のぼくが知っていたらよかった!と思った情報についてまとめました。

教員採用試験おすすめ参考書2018

5冊に厳選!教採の参考書

教員採用試験の対策にに実際に使った参考書や
合格した友人が使っていた参考書を5冊に絞って紹介します。

教員採用試験の対策講座に通っていませんか?

「先生になりたい!」そんな夢を持って大学に入った人も多いかもしれません。でも長いと思っていた大学生活も、あっという間に月日が流れていきます。気がついたら、

もう、教採(教員採用試験)まで1月きったぞ! 

ということにもなりかねません。

実はぼくがそうでした。大学時代、何かをやらなければいけないことはわかっていたのですが、単位修得や卒業研究、教育実習などに追われて、何も対策をとらないまま、教採までもう一月前。「とりあえず受けてみよう」という、軽い気持ちで試験に突入してしまいました。

結果は思った通り「不採用」

当たり前ですよね、1年以上前から勉強をしていた人がいるのですから。

そして「自分は教員には向いていないのだ」と決めつけて、当時興味のあった勉強(気象学)に取り組みたいということから、大学院にすすみました。

時間は流れ、大学院1年生の最後。

もう一度、自分はどうしたいのかを考えました。いろいろな企業を実際に受けてみて、何社か内定をいただいたのですが、やはり「人と関わる仕事をしたい」「教員になりたい」という気持ちが心の奥底からフツフツと湧き上がってきました。

よし!今回は準備をしっかりしてから、教員採用試験を受けよう!

と心に誓い、失敗経験を踏まえてまずは仲間集めをはじめました

大学時代に落ちた理由を分析すると、時間がなかったことに加えて、1人では情報収集しきれず、勉強をする範囲を絞りきれていないことが原因だったということがわかっていたためです。

そこで学内で開かれていた教員採用試験の説明会や対策講座に出て、参加者に声をかけていきました。自分が中心となり勉強会を立ち上げて、勉強会を運営したのです

 そして外部で行われている○万円もする対策講座には通わずに、参考となる「」を中心に勉強をして内定を得ました

そのような経験から、教員となった後にいろいろな学生からメールを受け、実際にアドバイスを行ったり、講座を開いたりしていました(現在は行っていません)。いろいろな学生と接する中で、

「教員採用試験の対策講座に通った方がいいのでしょうか?」

 という相談を何度も受けました。詳しく聞いてみると、10万もする講座もあるとのことで、ぼくはびっくりしました。

実際にそれらの講座に通っている学生から、テキストを見せてもらい中身を確認してみると、自分で勉強をすれば良いものばかり、本で学べるものばかりです。ぼくたちが作った手作りテキストのほうが、わかりやすい点も散見されました(そのテキストもご案内します)。

ケン博士
これはお金を捨てているようなものだぞ・・・。

そしてこれらの講座は、情報が無い学生から、お金をもっていて情報が不足している学生に向けた情報ビジネスだということを確信しました(決して悪い意味ではありません)。でも、今ならインターネットがあります。SNSがあります。

自分で勉強会を開いたり、合格した先輩からアドバイスをもらったり、自分で行動をおこせば、お金をかけるよりもよっぽど勉強にもなり、さらには内定を得ることさえできるのです。

大切なのは教材選び!

対策講座に通わないで内定を勝ち取る上で、もっとも大切なのがその教材選びです

はじめてだと、どんな本を使って勉強をするのか、それがわからない。そこで、「お金をかけずに受かりたい!」という人のために、ぼくたちが実際に当時研究して、使っていた参考書から5冊にしぼってご紹介したいと思います。対策講座にかよって10万円を失わないためにも、参考書で受かるための5冊について紹介します

なお、この記事は、お金があって対策講座に通える学生にたいしての記事ではありません

対策講座に通うことは有益なことであり、通っている方を否定するつもりはありません(ぼくも小論文通信教育は3回受講しました)。でも、もしお金がなかったり、自分で動きながら学んでみたい方、どうにかしてみたいと考えていたしている方、そんな人は読んでみてください

この記事では参考書を紹介しますが、具体的な勉強法や自作テキストについても詳しくまとめたので、こちらの記事も合わせて御覧ください。

たった5冊の参考書が合格を決める

学生のころは時間はあるけどお金がないという状態で、つねにぼくもカツカツの状態で生活をしていました。

そして先ほど書いたように、教員採用試験の対策については、ぼくは0から仲間を集めて、学生だけでチームを組んで挑戦をし、8名の仲間のうち7名が合格するという結果に恵まれました。

 仲間はぼくをはじめとして、けっして頭がずばぬけて良いという集団ではありません(当時の皆さん失礼(^^;))。学部生・大学院生・社会人もいたごちゃ混ぜの集団です。この勉強会の他にも研究やサークル、他の仕事への就職活動に励んでいたものも多く、効率良く勉強をする必要がありました。

どのような試験においても効率的に学習をして合格するためには「膨大に示された試験範囲の中から、テストに頻繁に出てくる分野をどうしぼりきるか」にかかっています。私達がうまくいったのは、そのための情報収集を集団で行い、共有したのが決めてだったとおもいます。そんな研究の上に選んだ、合格を勝ち取る上で絶対必要な5冊を今回は紹介します。

教職教養対策

① 教職教養過去問集

教員採用試験に限らず、資格試験の基本は、

出題される問題を調べて傾向を分析すること

 です。頻出分野を見つけることにあります。まずは各都道府県の過去問をやってみましょう。

→ リンク 各都道府県の教職教養

 例えばこちらの本は東京都の教職教養に何が出たのかがのっています。受験でいう赤本のようなものです。

 受ける都道府県のものを必ず買いましょう。勉強グループを作った人は、分担して買って、それぞれ分析をし、共有しましょう。複数受ける学生もいると思います。複数用意してください。関東地方だと同時に2つ受けることはできないので、東京都と愛知県など、別の県のものも用意して2冊もっている人も多かったです(ぼくは東京都+私学の関東と決めました)。

わからないながらも数年やってみると、ある傾向、何が重視されているのかがわかっていきます。これをまとめていき、勉強会があればそこで共有すると、驚くのですが、他県どうしでも、傾向がかなり似ていることがわかります。

② 教職教養ランナー

教職教養ランナーは、教職教養についての教科書のようなものです。こちらも絶対に買っておきたい本です。厚い本で教職教養ランナーと、それをコンパクトにまとめた教職教養ポケットランナーというものがあります。ただちょっと気をつけて下さい

これすっごい厚いんです。国語辞書に勝るとも劣らない厚さです。ぼく初めて買った時に、中をみて

「これ全部覚えるの!?」

 と驚きました。でも、違うんです。絶対に全部を覚えようとしないでください。すべてを覚える必要はありません。使い方は、

1 まず穴を赤ペンなどで埋めていきます。すると教科書ができるとともに、教職教養の全体の分野がなんとなくわかります。とにかくまずは記入です

2 次に①で過去問分析をしていましたよね。その過去問の中でどのような分野が出ていたのかを調べていきます。これが試験で頻出の分野で覚えるべき場所です。ここを覚えていきます。

③ ポケットランナー教職教養

実際におぼえる段階では、こちらのポケットランナーもおすすめです。

もう一度書きますが、厚いほうは、

「全て覚える必要はまったくありません!」

 ポイントを絞って覚えていきます。分野を絞れば、暗記量は激減します。そして今後過去問などをやっていくときに、わからない単語、人名などが出てきた所を調べるときに使いましょう。

まさに教科書のように使っていくというわけです。中でも重要分野である

「教育法規」と「教育心理」を

徹底的に覚え込むことです。

  その他の部分は後回しにして下さい。はっきりいってこの2分野は絶対に出ます。ぼくが当時勉強したときのまとめ教材もこちらに公開しています。

番外編 買わないでいい!参考書もある。

ちなみに「一般教養ランナー」というものがありますが、はっきりいって買わなくていいです!(※)

一般教養に勉強時間を費やすのは、もったいない。一般教養は、別の本で補って下さい(一般教養を問わない自治体も出てきています)。もう一度書きますが、個人的な意見ですが、

買わなくても結構です!

④ 教職教養セミナー

一般教養によく出題される教育時事ニュースについてですが、それは教職教養セミナーを毎月(または3ヶ月に一度くらいでもOK)買うことで補えます。教員を目指そう!と思ったら毎月買ってみることをおすすめします。どんな勉強をしたらいいのかや教育の時事ニュースの情報がえられます。

面接でも必ず役に立つでしょう。

実はここだけの話ですが、教員養成セミナーは、面接官も読んでいる可能性があります。というのも、この本にのっている教育時事についての質問が、本番の面接でぼくも聞かれましたし、友人も質問されました。教員になった友人も、読んでいるということを聞きました。

また時事ニュースなどもこちらから作られている可能性もありありですね。問題を作る側の気持ちになってみるとよくわかります。

専門教養対策!

専門教養のレベルはどうでほうか。ざっくりいえば、MARCHレベル(明治・青山・立教・中央・法政)の学力があれば受かります。つまり大学入試でいえば、55〜60レベルの偏差値でOK。そこまで高いレベルが溶ける必要はありません。恐れることはありません。

そんな問題ばかりなので、すごい難しい問題はでません

MARCHレベルときいて、かまえる人もいるかもしれませんが、MARCHレベルというのは、自分の専門の教科書の内容を普通に知っているレベルです。学習をすれば受験生のころを思い出しますから、そこまで勉強に時間はかならないでしょう。

おそらく受験から離れている一般的な大学生(ぼくの学部生のころのように)の得点がかなり下がるため、この問題レベルで受験者の得点が十分にばらつくのだと思います。

(またここだけの話ですが、教員は難しい問題が解けるというよりも、人間性や説明する力が求められる仕事だから、採用段階ではそこまで専門性を求めていないのかもしれないな、と教員になった今になって思っています)

⑤ 全国大学入試問題正解

おすすめしたいのが、「全国大学入試問題正解」という本です。これはその年に出題された、ある科目の全国の入試問題を集めて掲載したというもので、定価はなんと4000円〜6000円くらいするという本なのですが、10万の講座に出るくらいなら思い切って買ってもいいかもしれません。

東大とかあきらかに難しい大学ははずして、MARCHレベルの大学の問題が解けるようにしておきましょうね。

↓例えばこのようにいろいろな科目がそろっています

 少しお金的に痛いな〜という人は、高校の教科の参考書で、有名なものを買ってきて勉強しても対策になるかと思います。物理の参考書については、こちらを御覧ください。

物理の参考書のオススメリスト

 教科書のようなオーソドックスな参考書をおすすめします。

この他の対策

このほかの対策として、小論文や面接・集団討論などがあります。

これは仲間を作って一緒に学習をしていかなければいけないところです。一番は体験をしながら学ぶことですね。このことはこちらにまとめましたので、ぜひご参考にどうぞ

まとめ

教員採用試験を受ける上で、絶対用意する参考書は次の5冊。

  1. 各都道府県の教職教養
  2. 教職教養ランナー
  3. ポケットランナー
  4. 教員養成セミナー
  5. 全国大学入試問題正解

だいたい1万3千円くらいです。対策講座にって10万。

よっぽどましな投資と言えるのではないでしょうか。勉強会でまとめた資料をこちらにも載せています。また自作教材についてもこちらに公開しています。もしよければご利用ください。

私は暗記が苦手なので、教採の勉強のテスト部分は大嫌いな勉強でした。でも逆にいえば、準備をしたものが、合格するということでもあります。この記事は学部生のときのぼくにむかって書いたものかもしれませんね。

みなさん、頑張ってください!応援しています(^^)!

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。