知ってる? ボイルとシャルル、まったくの別時代の人だった! 科学史の意外な事実!(ボイル・シャルルの法則)

ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

ボイルとシャルル、実は会ったこともなかった!?

物理や化学でおなじみの ボイルの法則シャルルの法則これらは、それぞれ ロバート・ボイル さんと ジャック・シャルル さんが発見した法則です。この2つの法則はセットで語られることが多く、 「ボイル・シャルルの法則」 なんて呼ばれています。

だから、みなさんも 「ボイルとシャルルって仲が良かったのかな?」 とか 「同じ時代にライバルとして研究していたのかな?」 なんて思ったことはありませんか?

実は この二人、会ったことすらないんです!

というのも、 生きた時代がまったく違う んですね。ボイルとシャルルの時代差、なんと100年以上!

ロバート・ボイル(1627年〜1691年)

アイルランドの貴族で、かの ガリレオ・ガリレイ の影響を受けながら研究を進めていました。ボイルの法則は、 気体の体積と圧力の関係 を示したもので、物理・化学の基礎となる重要な法則です。

ジャック・シャルル(1746年〜1823年)

ボイルが亡くなってから100年以上後の時代を生きたフランスの科学者。彼は 水素気球を使った有人飛行 に成功し、「空を飛ぶ」という歴史的な偉業を成し遂げた人物でもあります。

シャルルの法則は、 気体の温度と体積の関係 を示した法則で、これもまた重要な法則ですね。

ボイルとシャルルは 同じ時代に研究していたわけではなく、全く接点もない人物 だったんです。それでも、彼らの発見が のちの科学を発展させ、セットで扱われるようになった というのが面白いですよね。こういう話って 授業の小ネタ にもなるし、知っているとちょっと得した気分になります(^^)

もっと詳しく知りたい方はこちらもチェック!

ロバート・ボイル(Wikipedia) → ボイルの貴族感あふれる肖像画も必見!

ジャック・シャルル(Wikipedia) → 気球に乗ったシャルルの話も面白いですよ!

科学のタネを発信中!