『99.996%はスルー』読んで驚き!情報量を楽しく学ぼう!
情報をスルーしていませんか?
こんにちは!今日は「情報の受け止め方」に関する、驚きと発見に満ちた本をご紹介します。その名も、竹内薫先生と丸山篤史先生の共著 『99.996%はスルー』(講談社) amazon。
タイトルからしてインパクト大!99.996%スルーってどういうこと!?
「私たちは、日々入ってくる情報のうち、実際に受け止めているのはわずか 0.004% で、残りの 99.996% を受け流している(スルーしている)」のだそうです。ネット、テレビ、ニュース……次から次へと飛び込んでくる情報を「あ、またか」とスルーすることは日常茶飯事。でも、この数字を知ったときは「えっ、そんなに!?」と衝撃を受けました。
本の構成もユニークで、メインの話だけでなく、ちょこちょこと脇道にそれていくんですが……その脇道がまた面白い!読めば読むほど引き込まれていきます。
特に、ぼくが感動したのは第3章の「情報量は何か?」という部分。ここでは、 情報量 をどのように定義するかについて触れています。
情報量=確率の低さ!?
「情報量」ってどうやって測るの?と思いますよね。実は、これを定義したのが クロード・シャノン という人物。彼は、情報量を「ある事象が起きる確率」で測ることを提案しました。
例えば、
•「日本人の男性」 → 該当者が多すぎて情報量は低い
•「日本人の男性で、ギターが趣味、大手町に出没、ショートカット、眉毛が太め」 → 限られた人しか当てはまらないので情報量が高い
こうして情報の「貴重さ」を確率で表し、さらに 対数(ログ) を使って数式に落とし込むんです。驚いたのが、この本のP70〜P80にかけて書かれている 対数(ログ)の解説。高校数学が苦手だったぼくでも「そういうことか!」と納得できるほど、わかりやすいんです。
エントロピーの話もおまけに!
さらに、後半には エントロピー の話も登場します。情報の無秩序さや混乱について、竹内先生の軽快な語り口で学べるんです。これがまた面白い!
この本、スルー厳禁です!
『99.996%はスルー』は、情報をどう受け止め、どう活用していくかを楽しく学べる一冊。特に数学がちょっと苦手……という人にこそ読んでほしい内容です。
情報をスルーしてしまう日々の中で、この本との出会いだけは スルーしないでくださいね!ぜひ手に取ってみてください。
『99.996%はスルー』(講談社) amazon