「日食は地球-月-太陽が一直線になった時に見られる」は正しいのか?

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ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

日食は「一直線」でも見られない時もある?その秘密を解説!🌘☀️🌏

みなさん、日食の説明でよく聞く「地球‐月‐太陽が一直線上に並ぶと起こる」という表現。実は、これ、正確だとは言い難いと言えます。どういうことかと言うと、たとえ一直線上に並んでいたとしても、地球のどこからでも日食が見られるわけではないんですよ。そのため日食は特に貴重です。

その理由はズバリ、月の大きさが関係しているんです(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。月って、地球や太陽に比べるとずっと小さいですよね。そのため、月が作る影が地球に落ちる範囲もかなり限定的になるんです。「日食が起こった!」とニュースで話題になっていても、実際にその影の範囲にいないと体験できないというわけです。

じゃあ、どんなふうに影が落ちているのか?それがバッチリわかる動画がこちら

🎥 日食の様子を衛星から撮影した驚きの映像!

この動画を見ると、月の影が地球に落ちる範囲がいかに限られているかが一目瞭然!地球全体が影に覆われるわけじゃなく、まさに「ここだけ!」っていうスポットが見えてきます。

次回の日食がいつ起こるのか、どこで見られるのか、ちょっと調べてみるのも楽しいかもしれませんね。天体ショーの裏側に隠れたこんな豆知識を知っていると、さらにワクワクして見られること間違いなしです!

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